生産性向上支援訓練活用事例集vol6
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事業主支援活用事例ポリテクセンター山形2.株式会社月岡ホテル様所在地山形県上山市従業員数43名事業内容宿泊業(旅館)支援の概要把握した課題と目標・要望提案内容・コロナ禍による休館中であったため、県内講師による訓練を提案した。・アサーティブについてより知りたいという要望を受けたため、内容をカスタマイズしたミドルシニアコースを再度提案した。生産性向上支援訓練訓練後の成果利用者の声事業主の声受講者の声Q.利用したきっかけを教えてください。A.かみのやま温泉にある当館は、月岡城外濠跡の日本庭園に囲まれた旅館です。正保元年(1644年)に山形県赤湯で創業して以来377年の間、受け継いだ真心と癒しのお湯で皆様をお迎えしております。当館では従来、OJTや外部接客サービス等の受講を通して人材教育に取り組んでおりました。しかし、従業員の高齢化対策や若手人材教育の推進がなかなか進まない状況でした。この度、コロナウイルスの感染拡大により休館を余儀なくされ、雇用調整助成金申請の相談をする中で労働局より生産性向上支援訓練の情報をいただき、休館中に訓練を実施しました。Q.感想を教えてください。A.部署を超えていろいろな人とディスカッションする場が持てたことで、休館中にもかかわらずモチベーションを上げることができ、とても充実した訓練でした。各部署のロールプレイングを課題として取り上げていただき、さらに研修が深まりました。訓練の中で、時間厳守や挨拶の気配りの大切さを学び、さらに徹底できるようになったと感じています。今後も継続して利用し、自己研鑽の場を作りながら、互いに向上心を忘れないようにしていきたいです。受講した訓練:オーダーコースコース名:「チーム力の強化と中堅・ベテラン従業員の役割」「職業能力の整理とノウハウの継承」実施時期:令和3年5月~6月受講者数:延べ46人Q.感想を教えてください。A.コロナの影響で休館。出勤しない日が多い中、マイナスな気持ちになっていました。そうした中で、「職業能力の整理とノウハウの継承」の訓練が行われました。訓練では、月岡ホテルの「強味」をSWOT分析しながら、グループ討論をしました。積極的に意見を出し、居残りして話し込むこともできました。見えない気配りについても行動で示せばおもてなしになることを学びました。この訓練での話し合いを、何とか実現につなげていきたいです。また、社員の意見交換の場など、こういった討論ができる時間を定期的に作ってほしいと思いました。これからの月岡ホテルがどうなっていくか、とてもわくわくします。なにより、働く私たちも楽しめる場所にしていきたいと改めて思いました。熱意と向上心が感じられるおもてなしを提供していけるよう、努力していきたいと思います。従業員の高齢化が進む中で、「若手人材教育」を推進する!・部署を超えたコミュニケーションの機会が得られ、従業員のモチベーション向上につながった。・仕事へ取り組む姿勢やホスピタリティの大切さを理解できた。旅館内部の風景・ベテラン従業員のノウハウを若手社員に継承させていきたい。・長期休館中で低下した従業員のモチベーションを向上させたい。5

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