生産性向上支援訓練活用事例集vol6
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事業主支援活用事例支援の概要把握した課題と目標・要望生産性向上支援訓練訓練後の成果・品質データの分析方法及び評価方法を理解し、分析結果を活用して品質向上につなげたい。・各部署における作業標準を作成し、実践に役立てたい。一人ひとりが品質向上・クレームゼロの意識を持って職にまい進できるような意識改革ができた。提案内容・品質管理に対する考え方が標準化されていないため、「品質管理実践」コースを提案し、それぞれの部署で意見のすり合わせを行い実践していけるような、現場に沿った演習をメインとした訓練内容にカスタマイズした。利用者の声事業主の声受講者の声Q.利用したきっかけを教えてください。A.埼玉県川口市で、2000年から精密板金加工業をしております。市況に左右されない安定した企業経営のためには合理的なシステム作りと、優秀な人材確保が不可欠との考えから、人材育成のための教育訓練計画を立てて毎年実行しておりました。しかし、生産性向上のための業務改善の取り組み方や、品質管理の考え方などはOJTではなかなか身に付けられず、更に実務が忙しく教育の時間が取れないなどの問題もあり、外部講師による研修を取り入れるようになりました。以前、団体で受講したポリテクセンター埼玉による訓練がきっかけでお話をいただき、こちらのコースを利用するようになりました。Q.感想を教えてください。A.私達が目指すのは、お客様に必要とされる工場であり、創立以来「提案力・高品質・納期厳守」を継続し、お客様との信頼関係を築き上げることに取り組んでまいりました。製品の外観はもとより、±0.1mmの精度を守る精密板金から、お客様の指示する寸法公差まで、弊社では従業員全員が常にこれを意識し、よりクオリティの高い製品の作製に努めています。この度「品質管理実践」を学んだことで、お客様の要望に適合する品質の製品をタイムリーに提供していくために、訓練で習得した知識や手法を活用して不良・クレームゼロを目指し、生産性向上につなげていきたいと考えています。Q.感想を教えてください。A.私が所属している溶接加工部門は、手加工による作業がほとんどのため、最も品質のばらつきが出やすい部署だと思います。また、多品種少量生産であり、お客様に対して求められる品質が異なるため、品質精度をキープしていくのに大変神経を使います。そのため、高品質な商品を提供し続けるために、毎月ミーティングを実施しており、加工不良やクレームが起きた原因を掴むために「なぜなぜ分析」をくり返し、真因を特定し再発防止を行うことで、同じような問題が再発しないよう活用しています。今回の訓練では、問題解決の題材も普段行っている作業での手順に沿って取り組む事ができたのでイメージがしやすく、より理解を深める事が出来ました。今後不具合が発生した際も、今回学んだQC7つ道具を活用しながら、品質向上に努めてまいります。受講した訓練:オーダーコースコース名:「品質管理実践」実施時期:令和3年11月受講者数:21人「品質管理活動の推進方法」を理解し、品質向上につなげる!専務取締役内山様受講者大澤様4.株式会社フジムラ製作所様所在地埼玉県川口市従業員数100名事業内容金属加工業ポリテクセンター埼玉7

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