生産性向上支援訓練活用事例集vol6
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事業主支援活用事例ポリテクセンター千葉5.加藤段ボール株式会社様所在地千葉県野田市従業員数155名事業内容段ボールシートおよび段ボールケースの製造販売、印刷化粧箱および緩衝材、その他梱包資材一式販売支援の概要把握した課題と目標・要望提案内容・新入社員が主な対象であるため、初任層向けのコースを提案し、さらに訓練内容を実践させるため、受講後の5Sの実践を必須とした。・福島県の工場の従業員も参加するため、オンラインコースでの実施を提案した。生産性向上支援訓練訓練後の成果利用者の声事業主の声受講者の声Q.利用したきっかけを教えてください。A.オーナー企業からグループ会社となったことを機に、トップダウン方式からボトムアップ方式の組織運営が求められるようになりました。そこで、社員の人材育成に関する相談先として候補となったのが、ポリテクセンター千葉の生産性向上支援訓練でした。Q.感想を教えてください。A.これまでの企業内訓練は、各工場の社員を本社に集合させて実施していました。これをオンラインにしたことで、本社までの移動時間や日程調整が不要となり、時間や場所に囚われずに訓練が受講しやすい環境となりました。また、各工場で訓練を受講することにより、少人数で集中しやすい環境を実現することができました。Web会議システムを利用したグループ討議では、実際に訓練に参加しているリアリティを得られました。今回の訓練は初任層を対象としたため、5Sの実践に関する宿題を課しました。その結果、新人の視点でしか得られない気づきや疑問が生まれ、ベテラン社員がそれらを説明することにより、自ら再確認できるという良い循環を作り出せました。現在、当社では小集団活動に力を入れています。ボトムアップ方式による運営を行っていくためには、現場から改善提案をしやすい環境づくりが必要だと考えているからです。まだ手探り状態ではあるものの、中堅層のマネジメント力強化にも生産性向上支援訓練を活用していきたいです。Q.感想を教えてください。A.訓練を通して、各工場の社員と意見交換できたことが非常に有意義でした。訓練中に挙げた問題点について受講者どうしで見直し、改善策を考え、実際に改善へつながったことがとても印象的でした。また、5Sを実践したことで、これまで作業がしづらいと感じていた環境を変えることができました。(受講者中島様)A.オンライン訓練では、他の工場の意見等を聞くときのタイムラグが気になり、聞き取れないこともありました。その一方で、集合形式のように大勢の前ではなく、画面越しでの意見交換だったので、発言しやすい雰囲気でした。他の人の意見が聞くことができたのは大きな収穫だったと思っています。(受講者坂野様)受講した訓練:オーダーコースコース名:「ものづくりの仕事のしくみと生産性向上」実施時期:令和3年2月~3月受講者数:11人訓練中に挙がった問題点について各工場の受講者どうしで見直すことで、実際の改善につながった。・「ボトムアップ方式」による会社運営への対応を図る!取締役副社長加藤様受講者中島様・現場から改善提案をしやすい環境づくりを進めたい。・他県にある工場の従業員も交えて研修を実施したい。8

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