生産性向上支援訓練活用事例集Vol.7
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生産性向上支援訓練(DX対応コース)活用事例生産性向上支援訓練代表取締役社長伊藤様DX対応コースデジタル化のために導入したCAE全社的にデジタル化に取り組む上で、一部の社員だけでは推進が難しい。デジタル化やDXの知識を全社的に共有したい。Q.利用したきっかけを教えてください。A.当社は1945年の創業以来、9,000型を超える順送プレス金型を製作し、自動車用精密プレス部品の量産を行っています。2017年からプレス加工のIoT化や業務のデジタル化に取り組んでおり、2022年には金型専用工場「テクニカルセンター」を新設しました。金型製作においてデジタル化を推進し、自動車向け金型等の付加価値の創出につなげています。全社的なデジタル化を推進していく上で、一部の社員や経営層だけでの推進は難しく「デジタル化でどのようなことができるのか」「どのように業務の効率化ができるか」などの知識を全社的に共有する必要がありました。そこでポリテクセンター三重へ相談したところ、DX対応コースのオーダーコースの提案をいただきました。Q.感想を教えてください。A.今回の利用を通じて、社員が「DXにより業務改善や仕事の効率化が可能」との気づきを得られたことで、個々のルーチンワークやチームでの業務等、身近な部分でのデジタル化による業務改善の取組が始まりました。今後はクラウドの業務系アプリケーション活用や設備のリモート監視等にも着手していきたいです。「DX活用により業務改善や効率化が可能である」との気づきが得られ、社員の意識や取組意欲が向上した。Q.感想を教えてください。A.「DXとは何なのか」を非常によく理解できました。社内においてDXを推進するにあたり「何に注目すべきか」「何から始めるべきか」を明確にすることができ、デジタル化による業務改善に対する取組意欲が高まりました。訓練ではグループワークの時間が多く、ディスカッションを通じて社内のコミュニケーションが深く取れたことも、今後業務を進めるにあたって大変有益であったと感じています。提案内容把握した課題と目標・要望受講した訓練:オーダーコース事業主の声支援の概要利用者の声受講者の声訓練後の成果ポリテクセンター三重所在地従業員数135名事業内容順送プレス金型による自動車部品製造等デジタル化推進に向けた意識を会社全体で共有する!・一般社員向けには、デジタル化アレルギー解消のためのDXの基礎が学べる内容、経営層向けにはデジタルによる業務改善推進が学べる内容を盛り込んだカリキュラムを提案した。・工場の稼働状況や業務への影響を考慮し、3時間×2日(計6時間)のスケジュールを提案した。三重県四日市市コース名:「ITツールを活用した業務改善」「DX(デジタルトランスフォーメーション)の導入」実施時期:令和4年7~8月受講者数:延べ30人デジタル化のために開発したIoT機器アスコン工場全景8.株式会社伊藤製作所様12

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