生産性向上支援訓練活用事例集Vol.7
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生産性向上支援訓練(DX対応コース)活用事例生産性向上支援訓練DX対応コース取締役本部長坂和様・顧客情報やデータ等を取り扱う機会が増え、個人情報の取扱いや情報漏えい等社内環境の整備不足を感じていた。・情報漏えい事故等の発生に対する不安があった。情報管理のルールを整備して、顧客から信頼される企業を目指す!Q.利用したきっかけを教えてください。A.当社は、学校等に置かれている黒板の製造から設置までを行っている会社です。近年はIT技術の進化に合わせて電子黒板を製造しており、クラウドでお客様の情報やデータ等を扱う機会が増えることを見越して情報セキュリティの社内規定を整備しました。しかし、規定が従業員に浸透していない部分があり、情報セキュリティの重要性等を学ぶ機会を探していたところ、知人の紹介でポリテクセンター愛媛を知り、全従業員でオーダーコースを利用することとなりました。Q.感想を教えてください。A.訓練を利用した結果、明らかに社員一人ひとりの知識の向上を感じています。例えば、従業員の誰かに怪しいメールが届いたら、当社で使用していコミュニケーションツールのセキュリティチャンネルを使って、全社で共有し、同様のメールが届いても開封しないといった注意喚起を行っています。また、「個人情報を含む情報資産の洗い出し」「紙媒体資料の保管方法のルール化」「個人情報保護方針の改定」等、社内で15項目の情報セキュリティ対策項目を作成し順次取り組んでいます。情報セキュリティ対策は終わりがない上、社内だけでなくお客様にも影響が及ぶ可能性があるので、経営上重要な課題として位置づけて、今度も積極的に取り組んでいく予定です。・社内で情報セキュリティ対策項目を作成し実行する等、社内環境の整備が進んだ。・従業員が不審メールへの対応や注意喚起を実行できるようになった。Q.感想を教えてください。A.当社は工場での作業を主とする製造業ですが、事業拡大に伴いお客様との取引も拡大していく中で、お客様から情報セキュリティ体制について聞かれる場面も増えており、重要性を意識し始めていました。そんな中、訓練を受講することとなり、とても勉強になりました。日々の業務に関係していて、すぐに行動に移せる内容だったこともよかったです。PCやデータの中に守るべき情報があると思っていましたが、訓練を通して、紙の資料であったり、工場にある材料、資材、宅配便伝票、ゴミに至るまでが情報資産であって、会社にとって守るべき大事なものだということを改めて理解しました。情報セキュリティはすぐに売上に直結するものではないので、社内に展開するのが難しいと思うところもありますが、取組へのモチベーションを保つため、ポリテクセンター愛媛の訓練を今後も利用したいです。現在取引のある会社などの第三者の協力も得ながら、少しずつですが情報セキュリティ対策を実行しています。今後も社内外で連携して情報セキュリティ対策を継続していきたいと思っています。提案内容事業主の声把握した課題と目標・要望受講した訓練:オーダーコース支援の概要利用者の声受講者の声訓練後の成果ポリテクセンター愛媛所在地従業員数30名事業内容黒板・電子黒板等の製造・施工・販売・情報漏えい等の知識不足や社内環境の整備不足に対して、「情報漏えいの原因と対応・対策」を提案した。・愛媛本社に加え、東京支店があることを踏まえ、本社は集合形式、支店はオンライン形式での訓練実施形式を提案した。愛媛県東温市コース名:「情報漏えいの原因と対応・対策」「脅威情報とセキュリティ対策」実施時期:令和4年2月、令和5年2月受講者数:延べ48人主任兵頭様14.株式会社サカワ様18

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