生産性向上支援訓練活用事例集Vol.7
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生産性向上支援訓練(DX対応コース)活用事例生産性向上支援訓練DX対応コース・業務効率化を推進したいが、社内になかなか浸透しない。・データを活用した業務運営等会社全体のDXを促進したい。Q.利用したきっかけを教えてください。A.当社は設立70周年を迎える物流企業です。物流の現場は、マンパワーとベテランの経験に頼る慣習が根強い傾向にありますが、近年は人手不足や働き方改革への対応等の変革を求められる時代になりました。こうした社会情勢もあり、会社としても感覚ではなくデータを活用した運営や会社全体のDXを促進したいと考えていました。そこで、社員教育の部分で日頃からお世話になっているポリテクセンター北海道に相談したところ、これまでのDXに係る訓練効果等を提示いただき、当社の行うべき訓練内容の方向を整理することができ、利用に至りました。Q.感想を教えてください。A.当日は、講師が社員の反応を見ながら訓練を進めてくださり、また、グループ討議の時間を設けて社員が意見を出しやすい環境を作っていただいたことで、飽きることない訓練内容となりました。RPAの概要理解に留まらず、RPAを活用した業務改善にまで目を向ける社員も現れ、明らかな意識改革につながったと思います。何より会社全体のDXリテラシーが向上した、期待以上の訓練となりました。今回は、RPAによる短期的かつ局所的な業務の見直しが中心でしたが、今後は中長期的な目線で会社全体のDX推進に向けた訓練も実施したいと思っています。・RPA活用による業務効率化への糸口を見つけられた。・会社全体のDXリテラシーが向上した。事業主の声把握した課題と目標・要望提案内容受講した訓練:オーダーコース支援の概要利用者の声Q.感想を教えてください。A.当社の業務上、配車や倉庫、荷主様支給の専用システム等は局所的にデジタル化されていますが、拠点間での情報共有や会社・部署単位の収支計算作業等、人力に頼る業務が多々あります。自社拠点間で飛び交うFAXや、手集計で作成する数々の資料は、働き方改革に取り組む上での大きな障害となっていました。業務を包括する基幹システム導入やメンテナンスには膨大なコストや時間がかかりますが、訓練で学んだRPA化に担当者レベルで取り組むことで、既存システムや部署間の隔たりを解消できればと考えています。RPAはプログラミングの基礎知識が必要なため、すぐに業務に取り入れるのは難しい部分もありますが、今後も学習を継続し脱アナログ、ひいては業務効率化の1つとして活用していきたいと考えています。経営管理部十河様受講者の声訓練後の成果ポリテクセンター北海道ITツールを活用して業務効率化・DXを図る!北海道札幌市所在地従業員数360名事業内容運送業・事務職員に限らず、配送、倉庫、ドライバー等、全職種の社員が参加して職種ごと・職場ごとの作業の見える化に取り組む訓練を提案した。・職種を超えた社員間で議論ができるよう、演習の多いカリキュラムにカスタマイズした。コース名:「RPAを活用した業務効率化・コスト削減」実施時期:令和4年10月受講者数:12人51.株式会社シズナイロゴス様

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