生産性向上支援訓練活用事例集Vol.7
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生産性向上支援訓練(ミドルシニアコース)活用事例生産性向上支援訓練ミドルシニアコース・ベテラン従業員のモチベーションをアップさせ、社内を活気づけたい。・ベテラン従業員に、後輩従業員の教育に前向きに取り組んでほしい。Q.利用したきっかけを教えてください。A.当社は、4年前に私が社長となってから女性活躍やハラスメントに関する研修等、社内教育に力を入れてきました。今回の訓練は、研修担当者の「ベテラン従業員に向けた研修を実施したい」という提案がきっかけでした。私も、当社が家具販売という事業の性質上、ベテラン従業員のノウハウは会社の資産であり、シニア層のモチベーションアップを図りたいと思っていました。彼らのモチベーションが上がり、ムードメーカーになることで、社内に活気があふれること、後輩従業員への教育にもっと前向きに取り組んでくれるのではないかとのねらいもあり、当コースの利用を決めました。Q.感想を教えてください。A.集合形式で実施したことが、成功の大きな要因だと感じています。コロナ禍以降、オンライン以外の研修は生産性向上支援訓練が初めてでした。各店舗の従業員が一堂に会し訓練を受講することで、同じ年代同士が抱える課題についても共有でき、よい刺激になったようです。また、訓練終了後に当社で実施したアンケートにて「家具の販売は人生の節目に立ち会える、やはり楽しい仕事だと思い出せた。このことを後輩に伝えたい。」といった感想があり、印象に残っています。普段現場に立っていない私では気づきにくい視点でした。訓練を通して、従業員に活力が湧いたと感じられました。・ベテラン従業員が家具販売の楽しさを再認識し、会社に活力が湧いた。・各店舗の同じ年代の従業員同士が抱える課題を共有できてよい刺激になった。Q.感想を教えてください。A.最初は訓練で何をするのかわからず不安でしたが、講師が素晴らしく、終始なごやかに受講できました。グループワークも多く、ベテラン従業員として、これまで苦労したこと、これからやるべきことを気持ちよく話すことができました。他の従業員の信念や思いを聞けたことは大きかったです。個人ワークでは、これまでの経験を文章に起こすことで色々と振り返ることができました。訓練を通して、従業員それぞれ課題があると知り、また、業務以外での皆の新たな一面も知ることができ、とても有意義な訓練でした。A.私は「これまでやってきたことを残すこと」が使命だと、この訓練で気づくことができました。一方で、若手従業員から学ぶことや教えてもらうこともあり、特にデジタル分野についてはアナログ世代の私たちはかないません…(笑)いくつになっても常に職場は勉強の場です。これまで以上に若手従業員とコミュニケーションを図り、年齢を問わず共に同じ目線で仕事を進め、気軽に相談される人生の先輩でいられるよう努めていきたいと思っています。提案内容事業主の声把握した課題と目標・要望受講した訓練:オーダーコース支援の概要利用者の声受講者の声訓練後の成果ポリテクセンター千葉所在地従業員数244名事業内容家具・インテリア・ホームファッション・生活雑貨等の販売ベテラン従業員の「モチベーションアップ」を図る!・ベテラン従業員が求められる役割の変化に気づき対応できるような知識と技能を習得するミドルシニアコースを提案した。・受講者のキャリアの棚卸に十分な時間をかけるカリキュラムにカスタマイズした。千葉県千葉市法人向けオフィス家具の設計・施工コース名:「中堅・ベテラン従業員のためのキャリア形成」実施時期:令和4年6月受講者数:延べ31人事業主・受講者研修担当の皆様及び73.株式会社かねたや家具店様

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