令和元年度 岩手県障がい者雇用優良事業所等表彰式
令和元年度 岩手県障がい者雇用優良事業所等表彰式
とき 令和元年9月13日(金) ところ いわて県民情報交流センター
▲ 記念撮影の様子
表彰一覧(障がい者雇用優良事業所、優秀勤労者)
厚生労働大臣表彰
◉株式会社オヤマ(一関市)
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰
◉有限会社タキザワ精密(滝沢市)
◉合川 知代子(あいかわ ちよこ)氏/株式会社菅文(二戸市)勤務
岩手県知事表彰
◉有限会社花篭製綿(紫波郡)
◉森下水産株式会社(大船渡市)
◉関 瑞穂(せき みずほ)氏/東北アルフレッサ株式会社(花巻市)勤務
◉田澤 博崇(たざわ ひろたか)氏/医療法人勝久会 介護老人保健施設 気仙苑(大船渡市)勤務
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞
◉株式会社キクコウストア(遠野市)
◉齋藤 智子(さいとう ともこ)氏/岩手県立視聴覚障がい者情報センター(盛岡市)勤務
◉菊池 敬一(きくち けいいち)氏/東陵総業株式会社(釜石市)勤務
令和元年度 障がい者雇用啓発セミナー
(1)被表彰事業所の事例紹介
(2)精神・発達障害者しごとサポーター養成講座
<主な内容>
精神・発達障害のある方と共に働く上でのポイント
障害者の雇用について
精神障害者保健福祉手帳所持者の状況
▲ セミナーの様子
岩手県障がい者雇用優良事業所の取組事例
<令和元年度(2019年)>
✔ 職場実習特別支援学校や広域障害者就業・生活支援センターの要請により随時受け入れをし、障害の特性と仕事内容のマッチングに努める。
✔ 採用方法の工夫ハローワーク主催の合同説明会に参加するだけでなく、当社単独の企業説明会を月1回程度ハローワークを会場に開催し、就労支援施設の支援員の方や障害者の方と面談し雇用に結び付けている。
✔ 職場定着障害者職業生活相談員の複数選任配置や一般従業員と障害を持った従業員に垣根が作られることのないよう努め、勤続年数も20年を超える方が4名在籍している。
✔ 環境整備片上肢障害のある社員が作業し易いよう電動フォークリフトの導入、通勤困難者への送迎バス、バネ量りからデジタル量りに変更、洋式トイレへの改修など障害者に配慮した。
- 有限会社花篭製綿(紫波郡/ふとん製造業、クリーニング業)
✔ 経営方針「障害者を雇用し、協力し合い、企業活動を通して社会福祉に少しでも貢献していきたい」という、経営者層の考えがある。
✔ 職場実習地元の障害者支援施設からの要請による知的障害者の職場実習やトライアル雇用を利用し障害者雇用を継続している。
✔ 特性配慮仕事内容は、肢体不自由の方はクリーニング工場でのたたみ作業、知的障害の方はクリーニング工場での洗濯物の出し入れ、ふとん工場でのゴミ取り(綿くずなどをコンプレッサーで取る作業)、ふとんの解体、ミシンがけ補助などである。
✔ 環境整備職場実習を要請した法人が運営するグループホームに在住し、社有バスで送迎したり、社長宅に住み込みで通勤している。勤続年数も20年を超える方が3名在籍している。
✔ 採用方法の工夫就業・生活支援センターに相談し、2週間の職場実習を経た後に採用した。また、特別支援学校の1年時から3年時までの3年間職場実習の受け入れを希望し、卒業後採用した。
✔ 特性配慮仕事内容は、本社工場及び第二工場では主に原料が梱包された箱を開け加工場へ持っていく作業、第三食品工場では完成品を配送場所まで持っていく作業となっている。事前に適性判断を行い、一定の訓練期間を経て、配置を行っている。
✔ モチベーションアップ流れ作業が中心のため、飽きさせない工夫として、異なる作業についてもチャレンジ機会を与えている。
✔ 採用方法の工夫ハローワーク障害者枠の求人、特別支援学校、就労支援施設、知人等の紹介により、職場実習やトライアル雇用を経た上での採用となる。「日常のことは自分でできる」ことを最低条件としている。面接は、会社側は取締役2名で対応するが、特別支援学校や就労支援施設の職員若しくは家族の方に同席してもらうなど、円滑に行われるよう配慮している。
✔ 社内支援体制健常者の社員誰もが、マンツーマンで仕事を教えることができる。
✔ 職場定着「障害者の生活基盤の確保と社会的自立」を設立の目的としており、「障害者雇用に対する志だけはどこにも負けない」という社長の言葉が示すとおり、雇用した障害者が長く働ける社内風土が醸成されている。
✔ 勤務時間の配慮体調不良による本人状況の変化に応じて、出退勤時間について柔軟に対応している。
- 株式会社キクコウストア(遠野市/食品スーパーマーケット)
✔ 雇用計画障害者も経済的に自立してもらいたいという考えの下、全店舗で最低1名の障害者雇用を目指している。
✔ 採用方法の工夫ハローワーク障害者枠の求人、特別支援学校や就労支援施設の紹介により、職場実習やトライアル雇用を活用している。面接については、本人と採用担当者及び現場チーフが当たり、特に現場チーフとの相性を重視している。
✔ 特性配慮5店舗で障害者を採用し、本人の適性を勘案し、惣菜部、農産部、畜産部、日配部等に配属している。
✔ 相談・コミュニケーション採用担当者(障害者職業生活相談員)が月に1~2回各店舗を巡回し、特に知的障害の方と精神障害の方と定期的に面談を行い、雇用の継続に努めており、6名の方が勤続5年以上となっている。
✔ 環境整備下肢障害者の採用に伴い、店員用トイレを和式から洋式に改修した。