令和3年度 岩手県障がい者雇用優良事業所等表彰式
令和3年度 岩手県障がい者雇用優良事業所等表彰式
とき 令和3年9月16日(木) ところ いわて県民情報交流センター
▲ 記念撮影の様子【(前列左から)遠藤 氏、岩手鋳機工業株式会社 狩野代表取締役社長、株式会社薬王堂 千葉取締執行役員、社会福祉法人平成会 塚本理事長、イオンスーパーセンター株式会社 矢木代表取締役社長、小國 氏 (後列左から)古沢支部長、岩渕商工労働観光部長、稲原労働局長、日原職業安定部長】
▲ 記念撮影の様子【(左から)遠田 氏、岩手労働局 日原職業安定部長】
▲ 記念撮影の様子【村田 氏】
表彰一覧(障がい者雇用優良事業所、優秀勤労者)
厚生労働大臣表彰
◉遠田 淳也(えんだ じゅんや)氏/日立Astemoハイキャスト株式会社(北上市)勤務
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰
◉社会福祉法人平成会(一関市)
岩手県知事表彰
◉株式会社薬王堂(紫波郡矢巾町)
◉イオンスーパーセンター株式会社(盛岡市)
◉村田 真紀子(むらた まきこ)氏/株式会社小松製菓(二戸市)勤務
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞
◉岩手鋳機工業株式会社(奥州市)
◉小國 昌也(おぐに まさや)氏/社会医療法人智徳会 未来の風せいわ病院(盛岡市)勤務
◉遠藤 晴恵(えんどう はるえ)氏/北上ビルメン株式会社(北上市)勤務
岩手県障がい者雇用優良事業所の取組事例
<令和3年度(2021年)>
✔ 採用方針基本理念のもと、地域にとって無くてはならない存在となるため何が必要かを常に考え、「当該人を当法人が採用せずどこが採用するか」との気概のもと、重度障害者を含めた採用を決定している。
✔ 職場実習毎年、特別支援学校や障害者就業・生活支援センターと連携して、希望する施設での実習を受け入れている。
✔ 柔軟な勤務体系正職員として雇用している方は、障害の程度に応じた業務を実施し、勤続年数は長い方で22年、短い方でも7年で全員が5年以上の勤続となっている。個々の適性に応じて業務内容や勤務時間を調整することで、無理なく働けるよう柔軟に対応している。また、夏場は小まめな休憩の実施等、体調管理に配慮している。
✔ 環境整備事務所内を車椅子で通行できるよう机等の配置を変更するとともに、身障者用トイレの設置やスロープの取り付け等バリアフリー化を実施している。
✔ 雇用計画障害者の採用を各店舗において行うとともに、障害者のサポート体制を整え、フォローに努めるとともに、賃金体系も一般社員と同様とする等会社全体で障害者雇用に取り組んでいる。
✔ 社内支援体制指導担当者を店長とし、知的・精神障害者の障害特性に応じた対応を行っている。レジ業務はお客様が列になったりする等プレッシャーになる場面があることから、担当については配慮している。
✔ 特性配慮店舗業務においては、商品の特性上バックヤードでのパッケージング等の作業がなく、ルーティン作業が多いことから、障害特性的にも適した場であり、各店舗のシフト表に基づき体調や通勤手段等により柔軟な勤務時間対応や短時間勤務への移行など就労継続に向けた対応をとっている。
- イオンスーパーセンター株式会社(盛岡市/飲食料品小売業)
✔ 職場実習主に特別支援学校、グループ会社、就労施設からの紹介により職場実習を実施しており、実習を経たうえで本人の就労意思及び配属先店舗の考えを聞きながら雇用を進めている。
✔ 社内支援体制各店舗の管理者が本部と連絡を密に行い、サポート出来る体制となっている。会社全体として働く人がお互い助け合う意識が高く、教育担当も同じことを繰り返し何度でも教え、みんなで頑張っていこうとの意識を持っており、障害特性や本人の能力等を勘案のうえ、店舗における商品の品出し、陳列、カートの整理、バックヤードでの商品管理の業務に従事している。
✔ 在宅勤務人事部門においては、モバイルPCを支給し在宅勤務を実施している。勤怠管理は朝夕のメールで行うとともに、週1回のオンラインによるミーティングを実施して、様々な障害を持つ社員が就労できる体制づくりに努めている。
✔ 職場実習ハローワーク主催の「障がい者就職相談会」へ参加し、希望者には実習を行い、双方のマッチングが合えば、トライアル雇用から正式採用につなげている。家族が実習の見学に来ることもあり、家族との連携も図っている。
✔ 社内支援体制配置している部署毎に作業手順を大きな紙に表示し貼り出し、採用直後の1年間は作業手順や事故防止の関係を重点的に教えている。会社全体で安全面には気を付けており、作業自体は一人で行うものの、障害者の配置している周りには常に他の従業員を配置し、障害者であることを伝え、気に掛けるようにしている。配置先の上司は現場を廻り常にサポート出来る体制を取っている。
✔ 相談・コミュニケーション障害の特性を考慮し、何度も繰り返し教えることで理解を高めるようにしている。また、普段から休憩時等をはじめ様々な機会に声がけをし、就労意欲の継続に努めている。