聴覚障害者と働く2020
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いろいろ大変だったけれど、キミたちの活躍のおかげでわが社の聴覚障害者の受入れ態勢もしっかり整ってきたね!障害のあるなしや年齢を問わず、誰にとっても暮らしやすい社会を目指す「ユニバーサルデザイン」という考え方が、日本でも広がりつつあります。「共用品」の商品開発や文字情報の提供などの企業サービスの分野でも「ユニバーサルデザイン」が認知され始めています。職場においても、障害者にとって快適で働きやすい環境は、一般従業員にとっても働きやすい環境であることを認識して、職場環境の見直しを進めることが必要です。実際に、聴覚障害者に対する円滑なコミュニケーションへの配慮によって、職場全体のコミュニケーションレベルが向上したという声もあがっています。障害者とともに、誰もが働きやすい職場環境を整備していくという発想は、障害者の職場定着を促進するだけでなく、すべての従業員の働く喜びと意欲を向上させることにもつながります。

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