職業訓練では専門知識の習得や資格取得のほか、ビジネスで求められるコミュニケーション力、問題解決力、対人対応力など幅広く学んでいきます。そのため専門科目の講師のほか就職支援担当者や事務担当者など様々な人が関わりながら訓練を実施することとなります。
当支部では、特にヒューマンスキル関連講座を担当する講師や就職支援の担当者、現場の責任者のみなさまを対象としたセミナーを提供しています。セミナーは当機構の訓練実施のノウハウ提供、そして他の訓練実施機関担当者との交流の場としてご活用ください。
令和7年度のサポート講習は、職業能力開発総合大学校の原 圭吾教授を講師として、出雲市内の朱鷺会館で令和7年11月19日に実施しました。
訓練実施機関が抱える課題の一つに「受講者の募集」があります。昨年は(メッセージ編)でしたが、今年度は(プロモーション編)として、募集活動の課題を解決するために具体的にどの様な行動を起こすべきかを参加者の皆さんで考えました。
講習では、最初に受講希望者をお客様(顧客)、職業訓練を商品と捉えること、顧客の求めを徹底的にリサーチする重要性(顧客志向)及び人がチラシを見る際の目線の法則を踏まえ、目線の先にQRコードを配置し、チラシでは伝えきれない訓練風景等を見せることを学びました。特に、顧客は一般的に知らない商品は敬遠するので、利用者の声を紹介して信用を高めることや、チラシに情報を詰め込み過ぎない等、効果的なプロモーション活動を実施するために取り組むべき一助になったのではないかと思います。講習終了後のアンケートでは、「顧客目線が欠けていることに気がついた。」「やるべきことが明確になった。」等の感想をいただきました。
参加者の方々の熱心な意見交換の様子を写真でご紹介します。
全体の講習風景
全体の講習風景
A班
A班 発表
B班
B班 発表
「受講者募集の勘所とポイント(メッセージ編)」
「精神障害・発達障害の特徴と対応について」
「早期就職を実現させる訓練運営」
「トラブル事例に学ぶ求職者支援訓練における個人情報管理とリスク対応」
「ケーススタディで学ぶ就職支援」
「受講者のタイプや特徴に応じた支援と対応」
島根支部(JEED島根) 求職者支援課
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