職業準備支援とは、「就職をして、働き続けること」に向けてセンターでの作業や講習に取り組んでいただく通所プログラムです。
一人ひとりの状況に応じて目標を設定し、個別のカリキュラムを組み立てて支援をしています。
職業準備支援では、
・働き続けるために必要な知識を身につけること
・自分に合った働き方を考えること
・自分の特徴や得意なこと、苦手なことについて理解を深め、苦手なことへの対処方法を検討して実践すること
などを目的として支援を行っています。
一人ひとりの状況に応じて、職場見学や職場実習を設定し、早期の就職を目指します。
【利用時間】9時15分~15時30分(休憩:12時~13時)
【利用期間】1週間~12週間
※通所日数や利用の仕方については、ご相談しながら決めることができます。
※診断名・障害名・障害者手帳の有無は問いません。
※職業準備支援を利用したからと言って、障害を開示して働かなくてはいけないわけではありません。
※一般企業への就労を目指す方であれば、どなたでも受講できます。
職業準備支援では、下記の作業や講習を一人ひとりのニーズや目標に合わせて組合せ、個別カリキュラムを作成します。
様々な作業に取り組む中で、基本的な労働習慣を確立し、自分に合った働き方(仕事内容、勤務時間、職場環境など)を考えていきます。
また、講習や講座で学んだこと、身につけたことを作業場面で実践していきます。
【作業例】
・事務系作業:数値入力、文章入力、検索修正、ビジネス文書作成等のパソコン作業、
数値チェック、物品請求書作成、作業日報集計、
簡易事務補助作業(郵便物封入・仕分け)など
・現業系作業:ピッキング作業、ドライバーを使った組み立て・分解作業
計量・袋詰め作業、清掃作業など
講習を通して、働くにあたって必要な知識等を学んだり、自分の特性や状況を整理したりしていきます。
【講習例】
・職業準備講習(ビジネスマナー)
・特性の整理
・ストレス対処
・障害のオープン・クローズ(障害を開示して働くかどうか)
・面接の受け方
・働く時のサポート(ジョブコーチ支援)
・コミュニケーション講習(アサーションなど)
・ナビゲーションブック(自己紹介資料)の作成
働くにあたって、必要なコミュニケーションの取り方や問題解決の図り方、自分に合ったリラクゼーション方法について検討していきます。
【講座例】
・職場対人技能トレーニング
・問題解決技能トレーニング
・リラクゼーション技能トレーニング