就職の希望等を把握した上で職業適性を評価し、必要な相談・指導を行い、これらを基に就職して職場に適応するために必要な支援内容・方法等を含む個々人の状況に応じた「職業リハビリテーション計画」を策定します。
当センター内での簡易作業体験や講習等を通じて、職業人としての基本的ルールやマナー、職業に関する知識や社会生活技能の向上のための支援を行います。
作業を通じて、働く上での課題の把握・改善、基本的労働習慣の体得等をし、ジョブコーチによる支援へスムーズに繋げていきます。
職業講話や、事業所での作業体験等を通じて、職業に関する知識を習得するための支援を行います。
コミュニケーションの練習やグループミーティングを通じて、職業生活能力等の向上を目指した支援を行います。
講習や作業を通じて自己理解を深め、課題への対処方法を身につけるための支援を行っています。
就職又は職場適応に課題のある障害者の雇用の促進及び職業の安定を図るため、事業所にジョブコーチを派遣し、障害者及び事業主に対して、雇用の前後を通じて障害特性を踏まえた直接的、専門的な援助を行っています。
うつ病等により休職されている方や、休職されている方の復職を考えている事業主に対して、医師の助言を得ながら、円滑な職場復帰のための支援を行っています。三重障害者職業センターでは、毎年80%以上の方が職場復帰を果たしています。
◆リワーク支援ご利用者の感想より
「復帰する前にストレスへの対処法を整理できた。」「休職の原因や苦手なことなどを共有することにより自分の考え方の癖や他の考え方について気づけた。」「職場における対人コミュニケーションをシミュレーションできる場面があり、対人対応でスムーズにいくように練習できた。」「職場復帰に向けて、自信を取り戻せた。」
等のご感想をいただいております。
うつ病等の精神疾患により休職されている方及び、精神疾患で休職中の職員の職場復帰を前向きに検討されている事業主を対象に、当センターの職場復帰支援(リワーク支援)の内容やご利用方法についてご理解頂くための説明会を開催しています。
職場復帰を円滑に進めるためには、休職中の社員、企業の担当者、主治医の3者による協働体制を作ることが重要なポイントです。
リワーク支援では、支援の実施に先立って、職場復帰のための活動の内容、スケジュール等の計画について、その3者との合意形成を行います(職場復帰のコーディネート)。
リワーク支援では、職場復帰に向けた3者による協働作業が円滑に進むよう、様々なサポートを行います。
■生活リズムの再構築、体調の自己管理
生活リズム表、活動記録表(睡眠、食事、活動内容、気分、ストレス・疲労等)の作成
■体力の回復、作業を通じて集中力、持続力、気分、ストレス・疲労の確認
個別又は集団での作業課題(物品請求書作成、数値チェック、作業日報集計、ピッキング等)
■職場復帰に必要な基礎知識の習得と自分に合った活用方法の検討
個別又は集団での各種講座(リラクゼーション、ストレスコーピング、キャリアを考える、認知行動療法等)
■様々なコミュニケーション技法の体験と習得
グループでのロールプレイ(アサーション、ジョブリハーサル、作業を通じたコミュニケーショントレーニング等)
国立職業リハビリテーションセンター、国立吉備高原職業リハビリテーションセンターでは、医療リハビリテーションとの連携のもと、全国の広範な地域から精神障害者、発達障害者、高次脳機能障害者等を含む職業訓練上特別な支援を要する障害者を積極的に受け入れ、先導的な職業訓練を実施して指導技法等を他の障害者職業能力開発施設等に提供しています。