受講者の本音をインタビュー「求職者支援訓練を受講した感想は?」_Vol.2

Vol.2「RPAプログラミング科」(コスモアカデミー)

 
 求職者支援訓練の受講者の本音をインタビューする企画の第2弾。今回は、RPA(Robotic Process Automation/ロボットによる業務の自動化)とJavaプログラミングについて学べる訓練コース「RPAプログラミング科」(コスモアカデミー)の受講者にお話を聞きました。

 インタビューに協力していただいたのは、RPAプログラミング科を受講中の(左から)Kさん、Aさんのお二人です(※インタビューはR2.7月中旬に実施しました)

■RPAプログラミング科を受講されたきっかけは?
【Kさん】私は転職を考えていたので、先ずはスキルを身に付けようと思ってネットで調べていたところ、職業訓練という制度があり、ハローワーク(以下「HW」)で相談や申し込みができることを知りました。色々な訓練コースがある中でこのコースに決めた理由は、新しいツールであるRPAに加えて、以前から興味のあったJava(汎用性の高いプログラミング言語)についても学べる、とあったからですね。

【Aさん】私は以前、派遣で働いていたのですが、スキルを身に付けて正社員として働きたいと思っていたところ、HWでこのコースのチラシを見たんです。RPAについても興味がありましたし、チラシには「パソコン操作ができればプログラミング初心者でも大丈夫」とあったので受講を決めました。

■実際に訓練を受講してみてどうでしたか?
【Kさん】勉強になりましたね。訓練が始まって最初の頃の授業で、"なぜこのIT技術が使われるようになったのか"とか、"IT業界のトレンドの移り変わり"といったITに関する全体像の勉強から入ったので、その後の授業で出てくるJavaやRPAが実際にどのような場面で活用されているのかをイメージしながら勉強できたのが良かったと思います。
 元々、IT業界には興味があったのですが、何から勉強したらいいのか分からず手探りの状態でした。でも、訓練を受講したことで、IT業界で働くために何を学んだらいいのか、どんな資格が必要なのかを知ることができたのも良かったですね。訓練を修了したら終わりではなく、訓練が終わってからも勉強し続けることが大切なんだという"気づき"がありましたね。

【Aさん】私も受けて良かったと思いますね。これまで働いていた会社では、与えられた作業をこなすことが中心で、パソコンやシステムについて分からないことがあったら詳しい人を探して聞くしかなかったんです。でも、ここで勉強したことで、自分で解決できる範囲が広がったと思います。
 ただ…、思ったよりも授業のレベルは高かったですね。チラシには「プログラミング初心者でも大丈夫」とありましたが、実際、プログラミングをやったことのない私にはついていくのが精一杯でした。しかも、訓練の途中に緊急事態宣言があって訓練が1か月半休校(※)になったので、一生懸命勉強したことがリセットされかけましたし、後半になるにつれて授業のレベルも高くなっていくし、とにかく大変でした。明日は卒業制作の発表の日なので必死になって準備していますよ。心配で授業が夢に出てくるくらいです(笑)。
(※)新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言を受けて4/16~5/31まで訓練が休校となり、訓練期間も延長されました。

授業風景(卒業制作の準備に取り組む様子)

新型コロナウイルス対策のため向かい合わせにならないように座っています。

■クラスの雰囲気はどうですか?
【Kさん】最初の頃は雰囲気が堅かったですね。年齢や職歴、経歴が全く違う人たちが集まっているので仕方がないのですが、最初は誰もしゃべらずに黙々と授業を受けていましたね。でも、しばらくしてAさんが口火を切ってみんなに話しかけてくれたので、それからは皆さん打ち解けて仲良くなりました。訓練期間中(平日)は、ほとんど毎日一緒にいるので仲良くもなりますよね。

【Aさん】最初の頃は皆さん静かでしたね。この雰囲気が3か月も続くと思うと耐えられなくて…、思わず私からみんなに声をかけたんです。

【Kさん】それからは用事が無くてもみんなに声をかけてくれますもんね。(笑)

■就職活動の状況はどうですか?
【Kさん】求人票には「プログラミング未経験者も可」とあるのですが、実際には「プログラミングの実務経験はなくても良いけど、十分な知識は必要です」という意味だったりするので、IT業界で働くためにはある程度の経験がないと難しいと感じています。求人票を見てもJavaやC#(シーシャープ:プログラミング言語の一種)に関する求人はありますが、RPAに関する求人はあまり見かけません。なので、今はJavaをキーワードにして求人を探しています。

【Aさん】この訓練校では求人企業を集めた説明会を開いてもらえるのですが、最近は「訓練修了生なら誰でも可」というわけではなく、〇〇のスキルを持った人を1人、といったピンポイントの求人が多くなっていますね。求職活動をすればするほど厳しい状況が見えてくる感じです。
 今後も業務のIT化は進むでしょうし、IT技術者のニーズは高まる一方だと思いますが、企業としても余剰人員を抱えるわけにはいかないので、足りない部分(ITスキル)をピンポイントで補ってくれる人材を探しているのだと思います。

授業風景(一人ひとりの課題に合わせて指導する講師)

■最後に、職業訓練の受講を検討している求職者の方にアドバイスはありますか?
【Aさん】職業訓練(求職者支援訓練)は、無料(※テキスト代は自己負担)で就職のためのスキルや資格取得の勉強ができるので、ありがたい制度だと思います。でも、国の制度だけに遅刻や欠席には厳しいので気を付けた方がいいですね。自分で受講料を払って受けるのであれば休むのも勝手かもしれませんが、職業訓練は無料で受けられるだけに時間管理には厳しいです。覚悟して受講した方がいいですよ。

【Kさん】たしかに時間には厳しいですね。たとえ5分の遅刻でも、その時限(1コマ)は欠席扱いになりますからね。でも、おかげで嫌でも生活リズムが保たれますから良い点でもあるでしょうね。失業中はどうしても引きこもったり生活リズムが乱れたりしますから。無料で就職のための勉強ができて生活リズムも維持できる、これがメリットですかね。


お二人にインタビューしたのは、卒業制作を翌日に控えた放課後でした。突然の訪問にもかかわらず快くインタビューに協力していただいた、Kさん、Aさん、ありがとうございました。


■「RPAプログラミング科」開催概要
訓練期間:2020年3月19日~7月20日(3か月訓練)平日9:30~16:00
     ※緊急事態宣言等を受けた休校期間有(4/16~5/31)
実施施設:コスモアカデミー(名古屋市中区錦)https://www.cosmowinds.jp/ed/
受講対象:HWに求職の申し込みをされた方
受 講 料:無料(テキスト代は自己負担)
訓練概要:アプリケーション開発におけるJavaプログラミングや、RPAシステム開発におけるソフトウェアに関する知識と技能・技術を習得する。