就職の希望等を把握した上で職業適性を評価し、必要な相談・指導を行い、これらを基に就職して職場に適応するために必要な支援内容・方法等を含む個々人の状況に応じた「職業リハビリテーション計画」を策定します。
就職又は職場適応に必要な職業上の課題の把握とその改善を図るための支援、職業に関する知識の習得のための支援、社会生活技能等の向上を図るための支援を行います。
就職や職業生活を可能にし、職場のルール・作業遂行力・適切な対人態度など、基本的な労働習慣を体得するために、作業支援や職業準備講習カリキュラムによる支援を行います。
また、主に精神障害や発達障害のある方を対象として、作業支援と対人技能訓練、グループミーティング等により、社会生活技能等の向上を目指す自立支援カリキュラム・就労支援カリキュラムも実施しています。
障害のある方の就職や職場適応がうまくいくように、ジョブコーチ(職場適応援助者)が職場に出向き、障害のある方と事業主の双方に支援を行います。
就職前の職場実習期間、就職と同時、また就職後に何らかの問題が生じたとき、など様々なタイミングでの利用が可能です。
うつ病等の精神疾患で休職している方と事業主への支援です。休職からの円滑な職場復帰に向けて、主治医と事業主との連携のもと、個別の支援計画に基づいた支援を行います。
国立職業リハビリテーションセンター、国立吉備高原職業リハビリテーションセンターでは、医療リハビリテーションとの連携のもと、全国の広範な地域から精神障害者、発達障害者、高次脳機能障害者等を含む職業訓練上特別な支援を要する障害者を積極的に受け入れ、先導的な職業訓練を実施して指導技法等を他の障害者職業能力開発施設等に提供しています。