うつ病等の疾患により休職している方、休職している社員の職場復帰を進めようとしている企業の方に、医師の助言を得ながら、円滑な職場復帰のための支援を行っています。
東京障害者職業センター(リワークセンター東京及び多摩支所)では、平成26年度以降に、3,200人以上がリワーク支援を利用し、毎年80%以上の方が職場復帰を果たしています。
注)リワーク支援の支援対象は、民間企業等の雇用保険適用事業所に雇用されている休職中の方です。国、地方公共団体、行政執行法人及び特定地方独立行政法人は、対象外となります。
職場復帰を円滑に進めるためには、休職中の社員、企業の担当者、主治医の3者による協働体制を作ることが重要なポイントです。
リワーク支援では、支援の実施に先立って、職場復帰のための活動の内容、スケジュール等の計画について、その3者との合意形成を行います(職場復帰のコーディネート)。
リワーク支援では、職場復帰に向けた3者による協働作業が円滑に進むよう、様々なサポートを行います。
各種講座、作業課題等への参加及び活動を通じ、課題の改善、再発防止の手立ての確立等のための取組みを行います。
生活リズム表、活動記録表(睡眠、食事、活動内容、気分、ストレス・疲労等)の作成
個別又は集団での作業課題(物品請求書作成、数値チェック、作業日報集計、ピッキング等)
個別又は集団での各種講座(リラクゼーション、ストレスマネジメント、キャリアアンカー、気分と思考(認知行動療法)等)
グループでのロールプレイ(アサーション、チームタスク、作業を通じたコミュニケーショントレーニング等)
企業における職場復帰の担当者に対し、支援の進捗状況を報告し、職場復帰受入れの準備、復帰に当たっての職務設定の仕方、再発防止に係る留意事項等のアドバイスを行います。動画で支援の内容を紹介しています。
疾病管理の状況、職場復帰に当たっての医学的見地から助言をいただき、効果的な支援の実施に係る協力をお願いします。
休職している方(休職者向け説明会)、また、企業の担当者の方(企業担当者向け説明会)を対象に、それぞれ「リワーク支援説明会」を開催しています。
(注)下図のとおり、利用説明会からリワーク支援のプログラム終了までの期間は、4~6か月程度です。プログラムの開始時期、期間、内容等は、個別に相談して設定します。
リワークセンター東京では、メンタルヘルス不調により休職されている社員の職場復帰を担当されているスタッフの皆さまが、他社の取組みや現状について、実際の事例等を通じて知ることができるワークショップを開催しています。
令和6年度職場復帰支援ワークショップは終了しました。