三菱マテリアルテクノ株式会社
・所在地:東京都台東区台東
・従業員数:980名
・事業内容:エンジニアリング・メンテナンス業、機器製造業、
資源・地質・環境に関わる調査
毎年、新入社員を20名程採用しており入社後、社内研修を1ヵ月近くかけて、社内講師・外部講師に依頼して行っていた。令和4年4月より本社(台東区)にて研修を行うことになり、東京支部に研修を依頼することにした。
課題としては、新入社員全員のパソコン操作スキルが同一ではなく、バラツキがあるため、パソコン基礎知識の向上、一定水準までの到達を図りたい。
主な要望
・表計算ソフトは未経験者が多い。基礎的な操作からの知識の習得を希望。
・ワープロは実用的なビジネス文書の作成からE-mail文書の作成といった知識の習得を希
望。加えて、同社の文書規定を組み入れたテキストにカスタマイズした指導を希望。
・プレゼンテーション能力が必要。会社所定の書式で基礎的な操作方法を習得し、研修最
終日にパワーポイントによる報告ができるような人材育成を希望。
・新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては、集合形式によらず、オンラインでの
実施を希望。
パソコン操作スキルの向上、共通化を図ることで、生産性の向上に繋げるとともに、配属後各部署での即戦力となるように人材を育成したい。
相談から、新入社員のパソコン操作スキルを向上させ、一定水準への到達を図ることで、生産性の向上に繋げたいということが、目標の一つだとわかる。こういったことを踏まえ、以下の4つのコースを提案する。
〇表計算ソフトを活用した業務改善
〇業務に役立つ表計算ソフトの関数活用
〇相手に伝わるプレゼン資料作成
〇業務効率を向上させるワープロソフト活用
これに加えて、東京支部から以下のような柔軟な取組ができることを説明する。
・パソコンスキルの向上、共通化を図り、生産性の向上に繋げるという観点を踏まえ、体
系的な企画・実施ができることを説明。
・対象者(受講者予定者)が、20名前後であることから、実施機関に対し、補助講師を付
けることも可能であることを説明。
・体系的な実施に向けて、実施機関の選定等に多くの時間が必要であるため、早い時期で
の社内調整に取り組んでいただくとともに、利用確認書の提出はできるだけ早い時期の
提出が良いことを説明。
訓練コース名:「表計算ソフトを活用した業務改善」他3コース
訓練実施時期:令和5年4月13日他
訓練実施機関:株式会社 興学社
実 施 場 所 :同本社 研修室
受講者数:19名
訓練風景
この訓練を利用して、受講者に期待どおりの成果が見られ、生産性の向上度は高いと感じている。実践面では、多少のミスはあるが概ね問題なく実務をこなすことができるようになってきている。この訓練を契機にパソコン操作により興味を持ち自分でスキルアップを図っている社員も出てきた。このようなことから今後の業務改善、生産性向上に寄与するものと思っている。
Q:訓練を利用した感想をお聞かせください
弊社では、業務でOffice365を使用する頻度が多く、特に研修で学んだExcel・Wordは、配属後に大いに活用できOJT教育に十分に活かせております。また、PowerPointの研修はソフトの操作スキルの向上の他にプレゼンスキルも併せて学ぶことができました。その成果として、新入社員研修の最後に役員へ新入社員それぞれを知っていただくために、自己PRと研修で学んだ成果を発表する際に、大いに活かされ臆することなく自信をもって役員にプレゼンができていました。
新入社員たちは研修で学んだことを活かし、一歩一歩成長していることを実感しつつ、会社の戦力になることを目指し意欲的にOJT教育を続けています。
Q:訓練を受講した感想をお聞かせください
・これからの仕事を行う上で、必須ともいえるスキルを学べることができたと思う。
・知らない関数の使い方を学び見積書など実際にありえるシチュエーションで関数を
使えるようになり良かった。
・これから上司や先輩などに資料作成を依頼された時、必ず必要になる内容だった。
・計算ソフトを使ったことがあまりなかったので、今回改めて1から知ることができ今
後に十分活かせると思った。
・何も知らない状態の私を見捨てずに最後までフォローしてくださりとても嬉しかっ
たです。ありがとうございます。
・今まで知らなかったWordの機能を学習したことにより仕事で活かしていきたい。
・プレゼンテーションを行うのに必須の技術であり、今まで知っていた知識に+αの知
識が得ることができた。
・最後のプレゼン発表を「したい」と思える自分がいることに驚きました。成長でき
たと思います。