就職を希望しているが自分にどんなことができるか分からない、就職するためにはどんな準備をすればよいのか知りたいなどといった場合、職業評価を行い、その方の作業特性や就職する上で高めておいた方がよい事項(課題)などを整理し、その状況に応じて支援計画(職業リハビリテーション計画)を策定します。
ご依頼にあたっては、予めお電話にてお問い合わせください。 職業相談・職業評価の際に、相談を円滑に進め、ご本人・支援者のご負担を軽減するため、情報提供シートをいただいています。この資料は、当センターが行う、就職に向けての相談、職業能力等の評価、就職前の支援から就職後の職場適応のための援助まで利用者の状況に応じた継続的なサービスを提供するために利用します。ご提供いただいた個人情報は、「独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律」及び当機構の定める「個人情報の取り扱いに関する規程」等に従い、適切に取り扱います。目的外の利用はしません。 記載事項をご確認いただき、可能な範囲でご記入の上、初回相談時にご持参ください。
センターに通所し、就労に必要な基礎知識を身につけるための支援や、働く上での課題を把握し、その改善に向けた支援を行います。支援期間は、個別の課題や必要性に応じて最大12週間で設定します。
就職を目指す方、就労上の課題改善を図りたい方
・作業の取り組み方について考える場を提供します(例:効率の良い方法、ミスへの対処)
・自分に合った仕事を検討するための模擬的な作業場面を提供します。
・職場で求められるルール・マナーについて学ぶ場を提供します。(例:言葉遣い、身だしなみ)
・仕事をする上での障害・疾病との付き合い方について理解を深められるよう支援します。(例:障害のオープン・クローズ)
・相手の感情の読み取り方、適切な伝え方を学べるよう支援を行います。
・職場でよくある場面でロールプレイを行うなど、実践的に学ぶ場を提供します。(場面の例:報告する、謝る、会話を遮り用件を伝える)
・ストレス、疲労のサインについて整理する場を提供します。 ・自分で取り組めるリラクゼーション方法について支援します。(例:呼吸法、筋弛緩法、ストレッチ)
随時ご相談ください。
就職又は職場適応に課題のある知的障害者、精神障害者などの雇用の促進及び職業の安定を図るため、事業所にジョブコーチを派遣し、障害者及び事業主に対して、雇用の前後を通じて障害特性を踏まえた直接的、専門的な援助を行っています。
うつ病などメンタルヘルス面の不調で休職中の方・その方の復職を考えている事業主(企業)の方に、主治医と連携し、円滑な職場復帰に向けた支援を行っています。
→ 生活リズムを整える、仕事や通勤に必要な体力の向上
→ 仕事の持続力、集中力の向上
→ 自分自身の考え方のパターンを知り、職場でのコミュニケーションや人間関係を
スムーズにするためのコミュニケーション方法を習得
→ 病気の再発が発生しにくい働き方を身につけるため、疲労回復法やリラクゼー
ションの方法を体験し、セルフマネジメントスキルを向上
受講期間は3か月程度(コーディネート期間の約1か月間は除く)で、個別に必要な期間を設定します。
支援のご利用にあたっては、事前にコーディネートを行い、休職されている社員の方、職場復帰予定の事業所(企業)の方、主治医の3者の合意を形成し、インフォームドコンセント(説明と同意)により策定したリワーク支援計画に基づき、支援を行います。
お申し込みは随時受け付けていますので、まずはお問い合せください。
国立職業リハビリテーションセンター、国立吉備高原職業リハビリテーションセンターでは、医療リハビリテーションとの連携のもと、全国の広範な地域から精神障害者、発達障害者、高次脳機能障害者等を含む職業訓練上特別な支援を要する障害者を積極的に受け入れ、先導的な職業訓練を実施して指導技法等を他の障害者職業能力開発施設等に提供しています。