リワークとは、return-to-work(復職)の略語です。
気分障害等の精神疾患により休職している方に対して、継続的な通所を通じて、職場復帰に向けたウォーミングアップを提供します。
全国の地域障害者職業センターをはじめ、医療機関、企業内などで実施しています。
リワークプログラムは主に以下の目的で行われます。
休職中の方
体調は整ってきたけれど、毎日の勤務に不安がある。
復職に対して漠然とした不安がある。
復職に向けてウォーミングアップしたい。
事業所の担当者の方
再発防止に向けたセルフケアに取り組んでほしい。
復職に向けた受け入れ体制に不安がある。
復職後の雇用管理の仕方について知りたい。
主治医の方
復職に向けて、毎日の活動に取り組めるといい。
復職時の配慮事項について、職場に近い環境で把握できるといい。
リワーク支援の利用までの流れやカリキュラム等についての説明、施設内見学を行います。
予約制のため、お電話(0952-24-8030)やメール(saga-ctr@jeed.go.jp)で事前にお問い合わせの上、お申し込みください。
コーディネートでは、リワーク支援で取り組む目標や期間、職場復帰までの流れを整理します。
休職者の方は、個別相談を行った後、一定期間体験通所を行います(基礎評価)。
体験状況を踏まえて、主治医、事業所のご担当者と相談し、具体的にリワーク支援で取り組む目標や利用期間、職場復帰までの流れを整理し、リワーク支援計画を作成します(三者合意)。
コーディネートは、1ヵ月程度かかります。
休職者の方は、リワーク支援計画に沿って通所し、カリキュラムに取り組みます。
支援期間は3ヵ月程度です。
定期的に事業所のご担当者と取り組み状況を共有する機会を設け、課題や今後の流れの確認を行います。
主治医と連携し、通院同行等により、取り組み状況を共有して復職に向けた治療方針を確認します。
生活リズムづくり、再発・再休職予防に向けたセルフケアスキルの習得、コミュニケーションスキルの向上に取り組みます。
職場復帰後の病気の再発や、再休職の予防に役立つスキルの習得・向上を図ります。
例)ストレス講習、認知講習、キャリア講習、マネジメント講習、リラクゼーション講習
小集団での意見交換等を通じて、自己理解を深めることや、コミュニケーションスキルの向上を図ります。
例)アサーション講習、SST(ソーシャルスキルストレーニング)、グループミーティング等
作業を通じて集中力や疲労のモニタリングとセルフマネジメントスキルの向上を図ります。
例)書類チェック等の事務課題、データ修正等のPC作業、軽作業、読書課題等
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