
JEEDの職員が入構後に感じるギャップや経験してきた業務、仕事のやりがいなど、中堅職員の座談会を通してご紹介します。

事務職
[入構8年目職員]

障害者職業カウンセラー職(Co職)
[入構7年目職員]

職業能力開発職(能開職)
[入構11年目職員]

障害者職業訓練職(障訓職)
[入構9年目職員]
JEEDに入構したきっかけを教えてください。
事務職もともと人の役に立つ仕事がしたいと考えていたところ、JEEDのことを知って施設見学をしました。その規模感や設備、業務内容に魅力を感じて採用試験を受けました。
Co職大学で心理学を専攻していたということもあり、今まで学んできた知識やスキルを生かして、障害者へのサポートをしたいと思ったのがきっかけです。
能開職人に教えることに興味があり、また大学の先輩が多く働いている組織で身近だったというのがJEEDを選んだ理由です。
障訓職もともとJEEDが保有する大学校の出身だったのもあり、組織に対して身近に感じていました。
今まで経験してきた業務を教えてください。
事務職事務職として8年目となりますが、今まで2施設、本部で2部署経験してきました。施設では専門職の方々をサポートし、施設運営を行う管理事務や職業能力開発業務の中の離職者訓練を担当してきました。
別の掲載記事で施設の管理事務業務、職業能力開発業務に触れるところがありますので、本部の経験をご紹介します。本部では企画部と総務部に在籍し、企画部では組織全体の広報を行うためのJEEDホームページの運営やお問い合わせ対応などに従事していました。また総務部では職員採用に携わり、全国の大学へ赴き、就活イベントに参加したり、キャリアセンターへのヒアリングを行うなど、幅広い経験を得ることができました。
事務職の業務は施設内でも多岐にわたりますが、本部での業務はさらに深い知見や施設では得られない俯瞰 的な視野を得ることができます。
Co職障害者職業カウンセラー職として7年目となりますが、今まで3施設で勤務してきました。事務職とは異なり、障害者や障害者を雇用する企業をサポートするのが主たる業務となります。各地域にある就労支援機関に対する助言業務も行っていました。どの施設でも行う業務は基本的に変わりません。
能開職職業能力開発職として入構11年目となります。施設は2施設、また本部勤務の経験があります。職業能力開発職の施設での基本的な働き方は、別の掲載記事で詳しくご覧いただくことができるので説明は割愛しますので、本部勤務について少し触れたいと思います。職業能力開発職でも本部勤務をされる方は、そこまで多くいるわけではありません。本部での業務は、全国で行う訓練カリキュラムの策定やその確認など、全国の施設の総括を行っていると認識していただければと思います。
障訓職現在入構9年目ですが、実は障害者職業訓練職ではなく、職業能力開発職として最初にJEEDで採用されています。その後、広域障害者職業センターに配属となり、障害者職業訓練に従事しています。職業能力開発職とは異なり、障害者が利用者として相対するので、最初は戸惑うことが多かったことを覚えています。
皆さんさまざまな業務経験をお持ちですね。
現在事務職、障害者職業カウンセラー職では3~6年、職業訓練指導員では5~8年でおおむね人事異動が行われます。
次の質問ですが、JEEDの入構後、仕事に対する認識のギャップや不安だった点はありましたか?
事務職新卒だったこともあり、まず自分にこの仕事が務まるのか?っていう不安は大きかったです。特に人の人生に大きく関わる就職に関連した業務があることがわかっていたので、自分の立ち居振る舞いなどが影響するんじゃないかと、プレッシャーは強く感じていました。また、入構してすぐの部署が先ほどあった企画部であり、業務内容も幅広く、社会人はこんな多くのことをしているのかと、不安だったことを覚えています。
やはり新社会人では初めて接する仕事は不安ですよね。
どのように不安は解消されましたか。
事務職仕事の話をすると、上司や先輩がなんでも教えてくれたことが大きかったです。職員採用の広報だからといってリップサービスをしているわけではないですよ(笑)。今思うと、なんでも親身になってくれるのは、高齢・障害・求職者~という組織名称から、誰かのために何かをしてあげたい、って思う人が大勢いる職場だからではないでしょうか。わからないことややるべきことを丁寧に教えてもらって少しずつできる業務の幅も広がり、自信につながったのだと思います。上司や先輩も、立場にかかわらずみんなで相談し合って問題解決していくことが多い職場、仕事をチームで取り組んでいる意識が強いのがJEEDですね。
住むところについては、若いうちに自分が経験したことのないまったく知らない土地に住み、新しい人間関係をつくるのが、ちょっと怖いけれど楽しみ、という気持ちがありました。私の採用のときは全国型採用(※)のみしか募集はありませんでしたが、今は地域限定型採用もあるので、より個々人のニーズにマッチした働き方ができるようになっていると思います。
(※地域限定型採用は令和7年4月採用者から実施。)
Co職先輩職員のサポートは本当にありがたかったです。一人の障害者の事例に対しても、先輩職員と相談しながら業務を進めていけるので、自分では思いつかなかったアプローチや気づきも多く、本当に周囲の皆さんには助けられています。これは新人の頃だけでなく、今でもそうです。
私も入構当初は、新しい仕事、特に障害者職業カウンセラー職という初めて行う仕事で正直不安な気持ちでいっぱいでした。大学で心理学を専攻していたとはいえ、やはり実際にカウンセリングをしてみるのは大きな違いがありました。また仕事以外の面でも、大学を出てからすぐにこの仕事に就いたので、新しい土地で、新しい人間関係で、ということにとても緊張していたことを覚えています。先ほどと重複したお話となりますが、こういった仕事の不安は、周りの先輩や上司に相談したり、障害者職業カウンセラー職の同期と共有したりすることで解消されました。
大学の心理学で学んだことと、業務でカウンセリングを行ってギャップを感じたとのことですが、大学の勉強は業務の役に立ちましたか。
Co職それは本当に役に立ち、今でも自分の業務の軸になっていると思います。心理学の技法やアプローチの手段を知っていることで、この人にはこれをしたほうがいい、あの人にはこんなことが使えるなど、自分の指針となっていることが多くあり、大学で心理学を専攻していて良かったとつくづく思います。
私の出身は心理学ですが、障害者職業カウンセラー職は厚生労働大臣の指定講習があるため、入構後1年間みっちり勉強することができるので、学部学科問わず興味がある方はチャレンジしてもらいたいと思います。文学部や社会学部などいろいろな学部出身の先輩方も活躍していますよ。
職業訓練指導員のお二人は、入構前後でギャップはありましたか。
お二人とも先輩が多く入構している大学とお伺いしましたが。
能開職先輩が職場に多くいるからといっても、やっぱり心配ですよ(笑)。学校の先輩の顔と職場の先輩の顔は違いますしね。何より、私たち指導員はものづくりの先生として、教壇に立つと自分よりはるか年齢が上の方にも教えなくちゃいけない立場になります。新人の頃、自分が常に試されているようで、他人に教えることは何よりもプレッシャーでした。もちろん大学でも勉強をしてきましたが、学生の頃に勉強するスタンスと、仕事において、自分の授業は自分の力できちんと成立させなくちゃならない責任がかかる勉強では、どうしても身の入り方が違います。職業訓練指導員を目指される方は、本当に他人に教えられるか、という点で不安に思う方も大勢いらっしゃると思いますが、臆せず飛び込んできてほしいですね。人に教えることへの興味や楽しさを覚えられるかの気持ちを第一にしてもらいたいです。勉強については、入構してから十分に追いついてきますので。多くの先輩からいろいろなことを教えてもらえるので、そこであきらめるのはもったいないと思います。
障訓職本当に指導員は常に障害者と向き合いながら勉強し、自問自答することが多いですね。私が職業能力開発職から障害者職業訓練に従事することになったときにも、いろいろなことで悩みました。障害特性によっては、健常者で注意すべきことを言ってはいけないなど、何が良くて何が悪いのかの判断基準に迷うことが多くありました。そういったことに戸惑いながら、悩みながら、障害者職業訓練職や障害者職業カウンセラー職の皆さんにも助言を求めながら業務を進めていきます。やはり、周囲との協力なくしてはできない仕事だと思います。
JEEDの仕事は、高齢・障害・求職者、平たく言えば「あらゆる仕事の『困った!』っていう人」をフォローアップすることです。
利用者の悩みや課題もすべて異なるので、職員一人ひとりの知見を積み上げて、組織として、チームとして、対応していくことが求められます。
では、そんな仕事を通じて、皆さんが「これは良かった!」「いい仕事ができた!」と思ったエピソードを教えてください。
それでは職業訓練指導員からどうぞ。
能開職JEEDの行う職業訓練は、ものづくり(製造業や建設業)がメインですが、受講される方の多くは、その分野での就業経験がない方々です。そういった方々の中には、CADなどのオフィスワーク系の訓練に関心が集まりやすい傾向があります。やっぱり、ものづくり現場って「体力仕事でキツそう」というイメージが根強いんでしょうね。私の担当している電気工事の訓練でも、そのイメージを覆すのは難しくて…。そんな折、訓練の受講を希望している方々に向けて、訓練内容の説明や設備見学を行う「施設見学会」を開き、電気工事の仕事の面白さややりがいについて話したところ、「先生の話を聞いて、この訓練面白そうだって思いました!」「最初は他の訓練を受けようと思って来たんですが、ぜひこの訓練を受けてみたいです!」という声をいただけて、本当にうれしかったですね。こうして、自分が「いいな」と思っている分野の面白さをダイレクトに伝えられて、しかもその場で反応をもらえる。それが、職業訓練指導員としての楽しさだと思います。
障訓職障害者との距離が近いのは指導員のやりがいにつながるところですよね。面白かった仕事というと、障害者職業訓練という新しい分野にチャレンジできたことでしょうか。聴覚障害者の訓練受講者の方へ訓練をするため、一から手話を勉強する機会がありました。これは大変でしたが、実際の訓練受講者と意思疎通ができたときには本当にうれしかったですね。英語が通じた!というのと同じ感覚でしょうか(笑)。自分の努力が報われただけではなく、そういう経験はやはり手ごたえがあります。また、実際の業務では手話だけでなく、いかに相手とのコミュニケーションを密にしていくかが求められます。手話だけでなく、口の動き、筆談、読み上げソフトなど使えるものはなんでも使います。また、ツールを使うにもその使い方を工夫するのも重要で、テキストの文量が多くなると障害者が混乱してしまうので、いかに文章を簡潔かつ的確にまとめるかに腐心しています。大変なこともありますが、伝えること、伝わること、理解して次へ進むこと、そういったことを通じて訓練受講者の成長をじかに見ることができるのはいいですね。
障害者との接点といえば障害者職業カウンセラー職もですね。
障害者職業カウンセラー職のやりがいを教えてください。
Co職担当した障害のある方が自分の望む就職ができたというのはもちろんうれしいですが、最近はそこに少し思うところがあって。たしかに障害者への支援計画を立てたのは自分たちではあるけれど、そこに到達できたのは障害者の努力やご家族のサポートがあったことが大きな要因であり、私たちの支援はそのきっかけにすぎないのではないかな、と思う日々です。もっとああいうことができたのではないかとか、こういうアプローチもあったのではないか、また障害者の職業的自立とは?ということを自問自答しています。少し話の趣旨と違いますかね(笑)。
仕事での面白さといえば、先ほどの先輩職員とお話しする機会ですね。職場のみんなと話し合うことは面白いです。先ほどはアドバイスをいただける、という視点でお話ししましたが、正直なところ意見がぶつかり合うこともたくさんあります。新人の時代を過ぎて、いろいろな経験を積み重ねてくると意見が食い違うこともあります。議論が白熱しても、根底にはみんな障害者に対し、何が最善な支援か?ということを求めているので、変なわだかまりはありません。職員みんなで真摯に向き合いながら、意見を尊重して、いい意味で刺激的な話し合いができるのは楽しいですね。
仕事はリレーに例えられることがあります。
あまたの人がつないで、預けて、いつか何かに届く、というものです。
そのような意味で、今お話を聞いた利用者との直接的な関わり合いをもつ専門職とは異なる、高齢者、障害者や求職者への間接的な支援を行う事務職のやりがいとはなんでしょうか。
Co職やりがいのお話をする前に、事務職の施設業務についてご紹介します。事務職の施設業務は、大半の方が管理事務と職業能力開発業務に携わることになるかと思います。職業能力開発業務ってイメージしづらいですが、端的にいえば「はたらくための学校運営」です。離職者訓練であれば、今仕事を探されている方のために開かれている、6カ月間の再就職のための学校。在職者訓練であれば、企業の従業員のための、スキルアップのための学校。学卒者訓練は、大学校・短大を通じて地域のものづくり人材を育成するための、高校卒業者などを対象とした学校。高齢・障害~との名称からイメージがわきづらいですが、そのような学校運営の業務が、事務職の施設職員の7割が担う業務となります(高齢・障害者雇用支援業務とジョブローテーションをしつつ、経験を深めていきます)。
学校運営ってわかりづらいですが、言い換えると大学と同じです。職業訓練指導員を大学の教授や助教授とするなら、そのほか大学にある総務課、学生課、広報課、就職課、キャリアセンター、ありとあらゆるバックヤードの一切が事務職の業務となります。
事務職の職業能力開発業務でのやりがいは、学生ともいえる利用者の皆さんの下支えができることです。いろいろな背景をもつ訓練受講者が、次の自分のキャリアを積み上げるためにJEEDに通い、巣立っていく。直接指導員のように何かを直接教えることはありませんが、受講者のために施設設備の保全を行うこと、物品を調達すること、訓練を広報すること、訓練結果のフィードバックを行うこと、何一つ意味のない仕事はありません。一つひとつは小さなことですが、それが紡がれて、一人ひとりの将来や人生をより良い方向に向ける一助となっていることを実感します。
皆さん、ありがとうございました。
それではJEEDへの入構を希望する方へのエールをお願いします。
事務職JEEDの事務職は事務系総合職で、本当に仕事の幅は広いです。今回ご紹介したような施設の業務のほかに、大きな業務の軸としては高齢・障害者雇用支援業務があります。それ以外にも、本部業務では財務省へ予算要求する経理、総務省や厚生労働省へ業務計画・実績を提示する業績評価など、挙げ始めればキリがないくらいいろいろな業務があり、さまざまな経験を積むことができます。そしてどの部署でも先輩や上司が必ず助けてくれますし、皆さんが今まで培ってきたポテンシャルを生かす場は十分あります。JEEDに興味がある方は、困った人を助けたい、という気持ちをもってチャレンジしてください。
Co職障害者職業カウンセラー職は社会福祉学や心理学の出身者も多いですが、それ以外の学部学科出身の方も大勢いらっしゃいます。採用試験の専門試験では従来の社会福祉学、心理学、社会学、教育学以外にも、近年では経済学・経営学、法学での受験も可能となっています。入構後も同期と1年間しっかり研修を受講することができますのでご安心ください。興味のある方はぜひ!
能開職職業訓練指導員は国家資格で、教えることのプロフェッショナル集団です。利用者はもとより、後輩職員への教育もきっちり行います。教えることに不安な方も大勢いらっしゃると思いますが、気負うことなく検討していただければと思います。
障訓職障害者職業訓練職と、文字を見るととても堅い印象で、難しそうだなって思われるかもしれませんが、身構える必要はありません。障害者の障害の程度も一人ひとり異なり、その都度対応を私たちも変えています。そして必ず自分一人で対処せず、職場の同僚や上司と一緒に対応していきますのでご安心ください。









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