概要

我が国が技術立国として持続的な経済成長を実現していくためには、新技術の開発、製品等の高付加価値化や新分野への展開などが必要であり、自動車、機械、電機などといった基幹産業を各地域で支える中小ものづくり企業における技能・技術者の存在が不可欠です。特に、中小企業を中心として技能・技術の伝承やものづくり技術を支える人材の確保・育成が困難となっています。

こうした要望に応えるために、職業能力開発大学校(10校)及び職業能力開発短期大学校(1校)を全国に設置し、技術革新に対応できる高度な知識と技能・技術を兼ね備えた実践技能者(テクニシャン・エンジニア)の育成を目的とした専門課程(2年制)、さらに、産業界や地域のニーズに応じて、新製品の開発、生産工程の構築等に対応できる将来の生産技術・生産管理部門のリーダーを育成することを目的とした応用課程(2年制)を実施し、多くの修了者を産業界に送り出しています。

(注)「ポリテクカレッジ」は、職業能力開発大学校(専門課程、応用課程を設置)及び職業能力開発短期大学校(専門課程を設置)の愛称です。

教育訓練システム

訓練課程

ポリテクカレッジには「専門課程」と「応用課程」があり、「高度なものづくりを支える人材」を育成しています。


「専門課程」は、高校卒業者等を対象に、基礎的な技能・技術から専門分野に必要な高度な技能・技術までを体系的に習得する2年間の訓練課程です。


(注)専門課程を活用した「日本版デュアルシステム」についても実施しています。

「応用課程」は、専門課程修了者、または同等の技能と知識を有する方などを対象に、高度な技能・技術や企画・開発力などを習得する2年間の訓練課程です。

実験・実習を重視しています。

実験・実習の割合は約65%(約3,600時間)

ポリテクカレッジでは、実験・実習を多く取り入れることにより、職業と直結した技能・技術を習得します。訓練時間は、専門課程・応用課程を通して(4年間)、国立大学の約2倍です。

国立大学工学部では総授業時間3000時間のうち実験・実習時間が1530時間(51.0%)ですが、ポリテクカレッジでは総訓練時間5616時間のうち実験・実習時間が3636時間(64.7%)です。

ものづくり現場に密着した訓練環境を整備しています。

少人数制による教育訓練

ものづくり技能・技術の習得はマンツーマンによる指導が理想であり、徹底した少人数制で教育訓練を実施しています。

少人数制による教育訓練の様子その1

少人数制による教育訓練の様子その2

充実した実験・実習設備

即戦力として活躍できるように、最新の機器を導入し、生産現場に密着した訓練環境を整備しています。一人一台の機器使用を基本とした、中身の濃い実験・実習を実施しています。

少人数制による教育訓練の様子その3

少人数制による教育訓練の様子その4

少人数制による教育訓練の様子その5

企業現場における実務実習(インターンシップ)

地元経済圏に生産現場を有する民間企業等において実務実習(2週間程度)を行い、学生の職業意識の啓発及び実践力の向上を図っています。

ほぼ100%の就職率です。

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