刊行物の紹介(メールマガジン第133号)
【障】障害者の職務設定、職務創出・再設計のためのデータブック ~『障害者の雇用の実態等に関する調査研究』事業所アンケート 調査結果より~」のご紹介
2018(平成30)年に厚生労働省が実施した「障害者雇用実態調査」によれば、回答事業所は、障害者を雇用するにあたっての課題として、いずれの障害種別においても「会社に適当な仕事があるか」を最も多く選択しており、障害者を雇用しない理由としても「当該障害者に適した業務がないから」を最も多く選択していました。そのため支援者は、障害者の従事する業務についての幅広い知見が求められる可能性があります。
そこで、障害者職業総合センターでは、就労支援機関が職務設定や職務創出、再設計等を検討する事業所に助言する際や、事業所が自ら職務設定や職務創出、再設計を行う際の参考とするためのツールを開発しました。
障害者の職務設定、職務創出・再設計のためのデータブックは、2,734の事業所から、雇用している(雇用していた)障害者がどのような課業等(作業)に取り組んでいるかを調査した内容を紹介しています。さらに、その内容を障害種別、産業別および障害種別×産業別のクロス集計を行い、分類・整理した結果についても掲載しています。そのため、障害者の職務設定等に取り組む事業所および事業所を支援する就労支援機関にとって職務設定等の選択肢や視野を広げる参考になると思われます。
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研究企画部 企画調整室
(TEL:043-297-9067 E-mail:kikakubu@jeed.go.jp)