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改善事例 20060405

改善目的

能力開発

改善テーマ

技能伝承に対応した社内検定制度

改善内容

 技能伝承

 株式会社ニッセイでは、国家検定である技能士の資格取得を奨励しており、これまでに二級、一級、特級などの技能士の資格を多くの従業員が取得している。これらの国家検定資格の取得をスキル評価のひとつとして採用しているが、当社の場合、この国家試験の資格取得が、技能継承に関しては、必ずしも結びついているとはいえないのが実情である。また、資格獲得者の技能が生産活動に活かしきれていないという問題もある。当社では、「ニッセイ塾」と呼ばれる現場教育の仕組みがあるが、指導者不足が深刻な問題となっている。
 これらの現状の問題を把握し、技能取得の評価基準と、技能継承の指導者の選定基準に活かしていくために、社内検定制度の導入について研究した。研究では、当社の実情と国家試験の試験内容とのギャップの確認と、資格取得のやり方(技能向上の方法)に対しての方向性を確認することができた。また社内検定で実施すべき科目の選定と内容、高齢者など熟練した指導者も含めて、その指導・育成に従事させるにはどんな問題を解決しなければならないかも把握できた。

産業分類

01 金属製品製造業

実施企業名(所在地)

株式会社ニッセイ(愛知県)

研究実施年度

2006年(平成18年度)

従業員数(研究実施当時の人数)

720人

研究年報