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特集(メールマガジン第144号)

[求]ポリテクカレッジをご活用ください! ~企業の成長を支える人材育成~

はじめに

 ポリテクカレッジは、全国に展開する職業能力開発大学校および職業能力開発短期大学校のことで、高度な技能・技術を習得するための教育訓練機関です。今回はポリテクカレッジで実施している企業の人材育成を目的とした「事業主推薦制度」と「能力開発セミナー」をご紹介します!

事業主推薦制度とは?

概要

 事業主推薦制度(※)は、企業から自社の若手社員や中堅社員をポリテクカレッジに推薦していただき、2年間の長期研修を受講してもらう制度で、過去4年間では全国で16社の企業が利用しています。この制度を利用することで、社員は充実した設備環境で基礎力や実践力、応用力が身につくことから、利用企業からはたいへん高い評価をいただいています。
 (※)https://www.jeed.go.jp/js/kousotsusya/polytech_co/nyukou/jigyounushi_suisen.html(ポリテクカレッジホームページ)

対象者と課程

 この制度には、若手社員向けの「専門課程」と中堅社員向けの「応用課程」があります。専門課程では、基礎的な技能・技術から専門分野に必要な技能・技術までを体系的に学び、現場に対応できる適切な判断力を養います。応用課程では、高度な技能・技術や企画・開発などを学び、新製品の開発や生産工程の構築等に対応できる力を身につけます。

利用企業の声

 利用当初は効果があるのか心配もありましたが、「“製造するノウハウ”と“できるようにするノウハウ”は違った」と、修了した社員を通じて、ポリテクカレッジの高い専門性を実感しております。また、当社は人材開発支援助成金による助成を受けることができたため、社員教育と人材確保という観点で見れば、費用面としても負担はそこまで大きくないと感じています。社内では、この効果を目にして、できるだけ多くの新入社員がこの制度を利用できるようにと考えています。

応募方法と費用

 応募を希望される企業は、最寄りのポリテクカレッジ(※)にお問い合わせください。受験手数料は18,000円、入校料は169,200円(応用課程は112,800円)、授業料は年間390,000円です。そのほか、テキスト代や作業服代などの実費が必要となります。
 (※)https://www.jeed.go.jp/location/college/2.html(JEEDホームページ)

能力開発セミナーとは?

概要

 機械分野、電気・電子分野、建築・設備分野の“ものづくり”における実習を中心としたカリキュラムにより、企業の生産現場が抱える「新たな製品づくり」や「新たな技術への対応」、「生産活動の改善・改良」といった課題を解決するための在職者向けの職業訓練です。地域の人材育成ニーズを踏まえて広く受講者を募集する訓練コースを実施しており、企業の要望に合わせて個別に訓練コース(オーダーメイドセミナー)を設定することも可能です。DXにつながるデジタル技術に対応した訓練やGXにつながる環境・エネルギー分野に関連する技術に対応した訓練も実施しています。

対象者

 主に中小企業の製造現場における指導的・中核的立場にある方、またはその候補者を対象としています。

訓練実施場所・講師

 JEEDが全国に設置する職業能力開発大学校・職業能力開発短期大学校(ポリテクカレッジ)や職業能力開発促進センター(ポリテクセンター)で実施しています。訓練は、JEEDに所属する職業訓練指導員が担当し、必要に応じて専門的知見を有する外部講師も活用します。

訓練時間数

 12時間~18時間(2日間~3日間)程度で実施しています。
 訓練コースごとに時間数は異なります。

受講料

 一人当たり7,000円から30,000円程度で、平均13,000円となっています。
 訓練内容や使用機材等により受講料は変動します。

利用企業の声

  • 受講した技術や知識を従業員間で水平展開したことで、全体のスキルアッ プにつながりました。
  • 社内の伝承教育のみでは不十分な知識・技術力を習得することができました。
  • 学んだ知識を活かして内製化を図った結果、コスト削減や修理時間の短縮の実現につながりました。

最後に

 ポリテクカレッジの活用は、企業の人材育成を強力にサポートし、社員のキャリアアップを実現するための有効な手段です。企業の成長を目ざすみなさま、ぜひポリテクカレッジを活用してみてください。

お問合せ先

 ご不明な点がございましたら、最寄りのポリテクカレッジ(※)までお気軽にお問い合わせください!
 (※)https://www.jeed.go.jp/location/college/2.html(JEEDホームページ)