・障害者の視点に立った安全衛生活動の推進に向けて、障害のある社員が主体的に活動に参画する仕組みの整備が必要であった。
・障害種別が多様化する一方、安全衛生委員会の委員構成は肢体不自由の社員が中心となっていた。
・障害のある社員が主体となって活動する「安全向上委員会」「健康促進委員会」「危機管理委員会」を設置。
・3委員会の委員が同時に会社の安全衛生委員会の委員になり、双方の運営を連動させながら障害者の視点を活かした各種取組を実施。
・安全衛生委員会の職場巡視とは別に月2回安全パトロールを実施
・社外講師による交通安全講習会、健康セミナーの開催
・朝礼時の研修実施(健康ミニ講座等)
・各種マニュアル、啓発資料(災害対策マニュアル、災害対策ブック、安全標語、職場安全ニュース、禁煙ポスター、感染症流行注意喚起・予防ポスター等)の作成
安全向上委員会では、障害のある社員の視点を活かした「職場安全ニュース」を定期的に発行
健康促進委員会では、障害のある社員のニーズを踏まえた「健康ミニ講座」を開催
健康推進委員会で開催する、車いす使用の社員や聴覚障害のある社員も気軽に参加できる体験型「椅子ヨガセミナー」の様子
・安全衛生活動に、様々な障害に応じた視点を反映させるため、肢体不自由の社員に加え、聴覚障害、精神障害、発達障害のある社員を含めることにした。
社員の安全・衛生・健康に関する意識の向上、身体機能の状況・特性等にきめ細かに配慮した働きやすさの向上につながっている。