聴覚障害のある社員の受け入れに当たり、緊急事態を速やかに把握できる手段を確立する必要があった。
1 緊急事態を伝達するため、大音量に加え強力な振動・強いフラッシュを発する機器を支給した。
支給した機器
しかし、社員は機器を普段の連絡や呼び出しにも使用したことがあったため、避難訓練等にその機器を使用しても普段の連絡なのか、緊急事態なのか区別がつかないことがあった。
2 そこで、聴覚障害のある社員の担当業務エリアの掲示板付近に、プラカードを設置した。緊急時には、近くにいる人がプラカードを聴覚障害のある社員に見せ、避難誘導することとした。
掲示板付近に設置したプラカード
緊急事態を確実に聴覚障害のある社員に知らせることができるようになり、避難訓練時のスムーズな避難に結び付いている。