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体調チェックや熱中症指標計の装着による屋外作業

NSハートフルサービス関西株式会社和歌山事業所

熱中症対策・知的障害

改善前の状況

体力面で心配ないと思われた若手社員のAさんが、夏場の屋外作業時に軽い熱中症のような症状を呈したことがあった。

改善策

1.通年の健康問視に加え、夏場はトイレの回数、睡眠の質、水分摂取量の記入と、日々の体調を申告するようにした。

夏季健康問視追加チェックリスト(上の画像をクリックするとExcelデータが開きます)

 

2.夏場は、1日1本のスポーツドリンクを支給し、必ず作業時間中に飲み切るよう指示した。
3.熱中症指標計を作業着に装着し、アラームが鳴ることで熱中症の危険性を知らせるようにした。

熱中症指標計を装着しながらの園芸作業

4.アラームが鳴らなくても気温に応じて20分経過後、あるいは気温が体温を超えたと感じた場合は休憩をこまめに取ることにした。
5.頭痛がするなど体調に異変を感じた場合は、必ず構内の診療所を受診するようにした。
6.冬場は防寒具を着用し、体調維持を図るよう指示した。

改善後の効果

たとえ10代の社員で体力があるように見受けられても、暑さに慣れず体調を崩すことがあると職場全体で認識し、適切な管理や指示をするようになってからは、熱中症になる社員がいなくなった。

企業の声

担当部長 三好 一幸さん

「WBGT測定値器を装着する以前は、外での水やり作業などでは誰かがそばについていたり、メンバーの中には暑くてのどが渇いても頑張り屋さんなので我慢してしまい、体調を崩すこともありました。今では各自それぞれ測定値器を装着することによって、少し離れた場所でも一人で任せられるようになり、警戒値や危険値など目で見て判断できるので、無理をせず作業ができるまでになりました。それにより、メンバー一人ひとりが自覚と自信を持って元気に楽しく働いています。」