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「生活リズムの整え方」「体調の管理方法」などのフォロー研修の実施

株式会社ヤオコー

安全衛生教育・知的障害

改善前の状況

障害のある社員が各店舗に点在しており、店長・副店長が管理を行っているが、管理者の異動が頻繁であることから、その都度新たな管理者と信頼関係を構築し直す必要があった。管理者の異動後、不調を申し出にくくなり、一人で抱え込み休みがちとなる者もいた。

改善策

1.本社人事総務部に、以下のような体制を築き、全店舗に対しフォローを行う体制を整えた。
・障害者雇用を含むダイバーシティ担当社員を1名配置。
・障害者雇用担当選任社員を1名配置。
・常駐の保健師を配置し、仕事の切り出し等についていつでも相談し意見を聞くことができるようにした。
2.人事総務部担当者は、定期的に店舗を巡回し、障害のある社員との面談を実施。社員の振り返りの上で、必要な事項を店舗担当者に申し送ることとした。
3.障害のある社員全員を対象とし、「生活リズムの整え方」「体調の管理方法」などのテーマでフォロー研修を年1回実施。社員自身が日常的に健康管理を行えるよう教育した。
4.各店舗の勤務状況を月3回チェックし、休みが多い障害のある社員の店舗へ連絡。社内外の支援者、家族の同席の下支援会議を行い、体調、生活リズムを確認の上、休みがちになる原因と対策を検討することとした。
5.全店舗の副店長を対象に、障害者雇用についての研修を実施した。

副店長研修の資料より(困ったことがあったら 社内編)

副店長研修の資料より(困ったことがあったら 社外編)

改善後の効果

人事総務部からのフォロー体制が整ったことにより、各店舗から困った時にはすぐ相談できるため安心できるとの声が挙がった。管理者の異動間もない時期に、人事総務部が間に入ってサポートするため、管理者・障害のある社員双方にとって精神的負担が軽減できた。