ストレス軽減のための指示の伝え方

NSハートフルサービス関西株式会社和歌山事業所

メンタルヘルスケア・発達障害

改善前の状況

発達障害のある社員Bさんの入社にあたり、社内に数名配置している障害のある社員の指導担当者(以下「指導担当者」)に対し事前に障害特性の説明を行った。
しかし、入社後、作業指示をきちんとしたつもりでも伝わっていなかったため、後でBさんを注意しなければならなくなり、Bさんの「自分だけが注意されている」との誤解につながった。

改善策

・Bさんの指導後、指導担当者を招集し、指導事項、Bさんと約束した内容を共有し、指導担当者間で齟齬がないようにした。
・障害のある社員が混乱しないよう分かりやすい伝え方に統一した。
(例1)Bさんの返事がはきはきとしているため、理解しているとの誤解を招き、一度にいくつも指示をしていたが、
    指示は一度に一つにすることを徹底した。
(例2)改善前 「Bさん、○○の手入れをして下さい」
    改善後①「Bさん、ちょっといいですか?」(Bさんが落ち着いて指示を聞く体制を作る)
       ②「○○を〇個、〇分までに手入れして下さい。」(具体的に個数や時間を伝え、不安を軽減する)
       ③Bさんに指示を復唱してもらい、伝わっていない場合はわかるまで繰り返した。
        Bさんの前に見本を置くか、気を付ける点について質問し理解しているかどうか確認した。
       ④指示の後、「途中でわからなくなったら声掛けして下さい。終わったら報告して下さい。
        よろしくお願いします。」と言うことにした。

・指導担当者間で月1回会議を行い、障害のある社員の状況を共有することにした。

改善後の効果

・指導担当者で情報共有するようになった後、指導担当者に対し、ほかの社員から適切な伝え方や関わり方について質問が来るようになり、協力体制が構築された。
・Bさんのストレスが軽減され、仕事への意欲、作業習得の状況が向上した。