聴覚障害のある社員とのコミュニケーションは手話通訳者のおかげで円滑に進められるが、手話通訳者不在時には対応ができないことや、会議などの時間が長くなると手話通訳士の負担が大きいという課題があった。
話している内容を、UDトークを経由してサイネージ画面に表示させることで、聴覚障害のある社員にも視覚的に分かりやすく伝えることとした。
手話通訳者の負担軽減ができたほか、手話通訳者不在の時でも伝えたい情報を漏れなく伝えられるようになった。また、手話による受け取り方の誤認を確認しやすくなった。
サイネージは、会社からの告知やスケジュールなどを繰り返し表示することにも活用しており、聴覚障害のある社員だけでなく、他の社員からも内容を認識しやすいと喜ばれている。
写真左:南さん(手話通訳者)/写真右:輕部さん
「一つの手話の中にもたくさん意味があるので、手話だけでは汲み取れない場合もあります。UDトークで文字化すると理解しやすくなります。手話は話が進むとどんどん形がなくなりますが、UDトークは記載された文字として残るので確認しやすいし、正確に理解できます。」