聴覚障害のある労働者のための光学的サインやライトの活用

株式会社キトー

労働災害防止・聴覚障害

改善前の状況

1.工場内では、自動で資材等を搬送する無人搬送装置やフォークリフトが使用されており、搬送装置は音で接近を知らせるが、聴覚障害のある社員には伝わらないことがあった。また、フォークリフトについても、バック時に運転者が後方確認を怠るのではと不安を感じることがあった。
2.組立ラインでは、部品不足やミス発生時などには組立担当者が呼び出しボタンを押すと、品揃え担当者にパトライトと音で知らされる。しかし、聴覚障害のある社員の場合には、組立担当者側に背を向けているなどにより気づかれない場合があった。

改善策

1.搬送装置本体にライトをつけ、進行方向の床面に進行方向を矢印で投影できるようにするとともに、フォークリフトについてもバック時に矢印の投影ができるように同様の改修を行った。

搬送装置のライトから床面に進行方向を矢印で投影

フォークリフトのバック時に矢印を投影

2.組立ラインについては、既存のライトに加え、新たに天井や壁面3か所にライトを設置し、どの場所からでも気づけるようにした。

天井に新たに設置したライト

点灯したライト

改善後の効果

1.視覚的に搬送装置などの接近が分かり、聴覚障害のある社員だけでなく社員全体の危険回避・安全確保につながっている。また、社員だけでなく、初めて工場に入る来客者の安全確保にも有効であった。
2.組立ラインではライトの点滅により呼び出しに気づかないようなことはなくなった。