事務所の移転により、最寄駅からの経路がわかりにくくなり、不安が大きくなった。
所要時間や安全な通勤経路、危険なポイントを洗い出すため、歩いて確認することとした。確認作業は、障害のある社員をグループに分け、グループごとに時間や曜日を変えて、就業時間内に業務管理者が同行して行った。
洗い出し作業に当たって、KYTトレーナー(危険予知活動トレーナー)が事前に安全と推測した経路3パターンを選定した。また、グループごとに、選定された経路の地図を携帯し、歩きながら確認を行った。様々な障害のある社員の視点で「ヒヤリ」「ハット」した箇所を洗い出し、その危険を回避するための具体策も含めて検討したものを9グループ分まとめて、一つのヒヤリマップを作成した。作成後は、全ての社員に公開した。
・全ての社員が安心して通勤できるようになった。
・通勤時の交通事故・災害は0件を継続している。