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自転車運用基準書の制定や講習会の実施による自転車利用時の安全確保

ポラスシェアード株式会社

労働災害防止・すべての障害

改善前の状況

業務の都合で親会社本社に移動する際は徒歩だったが、事務所の移転を機に、会社で自転車を購入し、自転車での移動に変えることとしたが、自転車事故の不安があった。

改善策

1 自転車運用基準書の制定

KYT(危険予知活動トレーナー)が中心となり自転車運用基準書を制定し、業務上乗車する可能性のある社員の選定、経路の選定、乗車時マナー、事故対応などのルールを定めた。

2 自転車乗車講習会の実施

自転車に乗車する可能性がある社員のために「事前運転講習会」を開催し、交通法規などの座学、乗車前車両点検の実技訓練を行った。この講習の受講修了者だけが業務上、自転車を利用することができるようにした。

3 目的地までのルートの確定

地図上は1本の道路でも、自転車の場合は車道走行か、歩道を歩行してよいのか、歩道の場合は車道に対してどちら側を走行すべきかなど、知的障害・発達障害のある社員の場合は判断しにくいこともあるので、ポイントごとに往復の景色の見え方に配慮した写真を撮り、ルートマップに落とし込むことで、判断を容易にし、迷わないようにした。

親会社本社までの写真付きルートマップ

行きの風景(ルートマップの②)

帰りの風景(ルートマップの⑩)

改善後の効果

・親会社への移動時の交通事故・災害0件を継続している。
・写真付きマップ作成前は道に迷う者もいたが、作成後は0人となった。