業務の都合で親会社本社に移動する際は徒歩だったが、事務所の移転を機に、会社で自転車を購入し、自転車での移動に変えることとしたが、自転車事故の不安があった。
KYT(危険予知活動トレーナー)が中心となり自転車運用基準書を制定し、業務上乗車する可能性のある社員の選定、経路の選定、乗車時マナー、事故対応などのルールを定めた。
自転車に乗車する可能性がある社員のために「事前運転講習会」を開催し、交通法規などの座学、乗車前車両点検の実技訓練を行った。この講習の受講修了者だけが業務上、自転車を利用することができるようにした。
地図上は1本の道路でも、自転車の場合は車道走行か、歩道を歩行してよいのか、歩道の場合は車道に対してどちら側を走行すべきかなど、知的障害・発達障害のある社員の場合は判断しにくいこともあるので、ポイントごとに往復の景色の見え方に配慮した写真を撮り、ルートマップに落とし込むことで、判断を容易にし、迷わないようにした。
行きの風景(ルートマップの②)
帰りの風景(ルートマップの⑩)
・親会社への移動時の交通事故・災害0件を継続している。
・写真付きマップ作成前は道に迷う者もいたが、作成後は0人となった。