パーティションの設置による休憩室や作業環境におけるストレス軽減の取組

百五管理サービス株式会社

メンタルヘルスケア・精神障害・発達障害

改善前の状況

・平成28年2月に特例子会社の認定を受けた当初は知的障害のある社員5名の体制であったが、その後、精神障害や発達障害のある社員の雇用が進み、多様な特性のある社員が在籍するようになった。
・社屋には複数のグループ会社が入居しており、来客も多い。また、他部署と共用の社内食堂はカフェテリア形式のオープンスペースとなっており、精神障害や発達障害のある社員にとって、人目が気になり緊張しやすい環境であった。

改善策

1 人目を気にせず休める休憩スペースを新設

・障害のある社員の執務フロア内に休憩スペースを7箇所新たに設置した。
・休憩スペースは周囲にパーティションを設置し、1人で落ち着いて休めるようにした。
・パーティションの高さや位置は、社員が急に不調になることも想定して、管理者から様子が見えるように調整した。


外から見た休憩スペース

休憩スペースの内部

2 作業デスクへのパーティションの設置

・ノートパソコンを使用したデータ入力作業の際、周囲の社員の言動(独り言や貧乏ゆすり等)が気になり、業務に集中しにくい社員がいたことから、作業デスクの前と左右にパーティションを設置した。
・先に設置していた休憩スペースのパーティションと同じ色合いにして視覚的に統一性を持たせた。
・作業に集中しにくい場合には、パーティションに「声をかけないでください」と書かれた注意書きを掲示し、周囲からの配慮を得られるようにした。


データ入力の様子

改善後の効果

・休憩スペースでは周りを気にせず安心して休めることから、心身のリフレッシュに非常に効果的であり、仕事に集中して取り組めるようになった。休憩スペースでゆっくり休めるため、服薬のある社員は薬による眠気や疲労感が軽減された。
・作業デスクへのパーティション設置は、パソコンを使用したデータ入力作業等の集中力と持続力が要求される作業では非常に有効で、データ入力作業を担当している社員の処理件数は大幅に増加した。
・作業中や休憩時間のストレスが軽減され、早退や体調不良による連続した休暇取得が少なくなった。


社員の声

Aさん(勤続3年)

「作業中に人の動きや音などが気になり集中できないことがありました。しかし、パーティションがあると周りの様子があまり気にならなくなるので、仕事に集中することができます。今後も、得意なパソコンスキルを活かして幅広い仕事にチャレンジしていきたいです。」


企業の声

仙崎 八重子さん (企業在籍型ジョブコーチ)
仙崎 八重子さん (企業在籍型ジョブコーチ)

「一人でリラックスする場所と、集中して作業する空間が出来たことにより安心感を得て、メンタル面も少しずつ安定しました。作業にも集中出来て、効率も上がりました。これからも、健康面やメンタル面に配慮しながら、安心して仕事に取り組んでもらえる環境作りを目指していきます。」