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改善事例 20081102

改善目的

職務再設計

改善テーマ

人に優しい職場環境の実現

改善内容

作業環境の改善

  • 肉体的疲労の自覚症状が高い作業環境45歳以上の作業員を対象とした「疲労部位しらべ」「自覚症しらべ」のいずれも上位が同じ作業者であったため、所属のパネル製作職場について作業内容の調査を行ったところ、接着剤の塗布作業が腕と腰に大きな負荷をかけていることから、接着剤塗布作業の負荷を軽減する塗布装置の開発を行うことを改善の指針とした。
  • 危険作業環境社内で実施したリスクアセスメントの結果から、今後解決すべき問題点として挙げられている作業を選定し、さらにその中から優先順位付けを行い、ウイング生産ラインにおけるセンタービーム羽付け作業を対象に改善策の研究を行うこととした。この作業は、脚立に上った状態での高所作業であり、安全帯装着で対策しているが、抜本的に危険要因を除外するため、作業の地上化へ向けた生産レイアウトの変更を行うことを改善の指針とする。
  • 重筋作業製造部内で使用される工具、材料類の取扱い重量に関する調査を行った結果、消耗品や構成部材の配膳作業が、他職場と比べて重量物を取り扱う機会が多いことが分かった。この作業は1回当りの取扱い総重量は約100kgで、運搬の間の歩行は8000歩を上回るものであり、作業者は腰及び足への蓄積疲労を訴えているため、運搬機器の開発を目指していくこととした。

産業分類

02 輸送用機械器具製造業

実施企業名(所在地)

株式会社矢野特殊自動車(福岡県)

研究実施年度

2008年(平成20年度)

従業員数(研究実施当時の人数)

355人

研究年報