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改善事例 20090203

改善目的

職務再設計

改善テーマ

金属塗装工程における大型製品重筋作業の作業負担軽減及び、高齢者の能力を有効に活用し、効率よく作業するための生産方法

改善内容

作業負担軽減

製品の多品種化が進み、かつ、常に品質の高度化が求められているため、現状の設備では高齢者が作業するには困難な状況になりつつある。具体的には、製品が小型化するほど製造装置も小型になるとともにその操作方法に緻密さが求められ、一方、製品が大きくなれば製造装置の操作方法にはそれほどの緻密さは求められなくなるが、その分、対象製品を扱う際の作業者の身体的な負担が大きくなる。そこで、大型化、小型化双方を含めた工程調査、作業調査、ビデオ撮りにおける作業姿勢調査、作業者に対する疲労負担調査を行い、現状を調査し、作業を分析した。その結果、大型化については、「治具へかけやすくする」「持ちあげなくても良くする」「運ばなくても良くする」「無理な姿勢をなくす」という観点から、小型化については、「移動しながら行っていたラインへかける仕事を、止まっている状態でできるように」「高齢者の苦手な電子機器の操作をやりやすく」という観点から工程の改善に取り組み、大型製品と小型製品(実際には多くの小型製品が掛けられたハンガー)を同時に扱うことができる高齢者にやさしい作業工程を構築した。

産業分類

01 金属製品製造業

実施企業名(所在地)

有限会社春日井金属塗装所(愛知県)

研究実施年度

2009年(平成21年度)

従業員数(研究当時の人数)

33人

研究年報