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改善事例 20090303

改善目的

職務再設計

改善テーマ

ガスコンロとしゃもじによる煮込み撹拌・冷却作業改善支援装置の導入

改善内容

高齢者活用支援機器の開発

旧来の調理部門では、開放型ガスコンロと大型鍋での農水産物の煮込み・撹拌・冷却など、直火や熱気下の長時間作業は体力が必要で、精神的負担の大きい職場となっているため、半自動支援装置の導入による負担軽減を図った。
1 煮込み・撹拌工程の改善大きい鍋で大量の食材を煮込み、また、大型のしゃもじで撹拌していた作業は体力・経験等が必要であるため、負担は大きく専従化していた。傾斜式煮込み用大鍋と着脱式撹拌機を組み合わせた支援装置の導入により、作業負荷が大幅に軽減されるとともに、誰もが従事できる業務となった。
2 煮込み食材冷却工程の改善加工した食材の冷却は、重い大鍋を手作業で運んだり、一定時間冷水に浸す水仕事であることから過酷であり、食品の鮮度を保つ作業のため、従事者の精神的負担も多かった。支援装置として電気式の冷却方式を採用したことで、水仕事とその精神的負担が解消され、誰もが従事可能となった。なお、装置導入後の調査により、食材煮込み後の専用鍋から移動容器に移し替える作業において腰部姿勢負担が新たに発生することがわかり、手動スライドテーブルを備えた台車を導入し、この面の負担も改善した。

産業分類

04 食料品製造業

実施企業名(所在地)

有限会社ジャストワーク(福井県)

研究実施年度

2009年(平成21年度)

従業員数(研究当時の人数)

66人

研究年報