職務再設計
熱湯鍋による高熱殺菌の危険性を回避する支援装置の導入
高齢者活用支援機器の開発
今までの殺菌方法は、食材のシールや密閉後に煮込み鍋を利用した熱湯による方法で、長時間の重筋・立ち作業であると同時に、殺菌終了後は沸騰鍋を移動する危険作業であり、高齢者にとっては負担の大きい作業であった。これらの根本となる殺菌方法自体を改善するため、蒸気を利用した殺菌方法を導入することとした。殺菌後タンク内の蒸気を抜き、その後へ直接冷却水を充填することができるので、バッチ式でタンクを利用した殺菌装置を支援装置として導入した。これにより、従来の殺菌技術の保持、熟練、精神的負担が払拭され、その作業負荷が大幅に軽減された。また、作業が標準化されたため、職種間の異動が容易になり、高齢者は体力等に見合った職種に従事することが可能となった。
04 食料品製造業
有限会社ジャストワーク(福井県)
2009年(平成21年度)
66人
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