職務再設計
豆腐製造業における高齢者のための作業支援設備導入仕様の開発
作業負担軽減
豆腐製造工程における重筋作業の繰り返しや品質管理のための煩雑な作業は、熟練した高齢者であってもやはり厳しい部分があるため、重筋作業の軽減のみならず、安全の面からも配慮し高齢者の職域の拡大を図る研究に取り組んだ。
1 設備安全対策による高齢者就労の実現
加齢に伴う視力の低下や作業時の安全性確保等に対応することで高齢者に
とって働きやすい職場を実現するため、「包装機の日付刻印交換作業」
「指を挟む危険がある包装機への前工程作業」を改善
2 裏ごし作業の改善
10kgの材料を1日100回持ち上げ、しゃもじで裏ごしをしており、
手首やひじに負担がかかる。また、かがむ動作が入るため、腰への負担も
大きい。
3 豆腐切断作業の改善
切断の際の押し付け作業が品質に大きく関わるため熟練を要するが、視力
等感覚の衰えは切断がうまくできず曲がってしまう原因となる。また、
10kgの豆腐を縦と横にそれぞれカッター(ステンレス製・2~3kg)
で切る作業であり、重量負担が大きい。
以上の3つの課題について、現状調査・分析を実施し、支援機器の仕様等改善策をまとめた。
04 食料品製造業
ヤシマ食品株式会社(神奈川県)
2009年(平成21年度)
124人
当時例の詳細は、こちらをご覧ください