改善事例 20090702
改善目的
能力開発
改善テーマ
高齢者の熟練技能を活用した教育訓練マニュアルの作成と教育訓練システムの導入
改善内容
技能伝承
現状の教育訓練は、班長等がその熟練技能と長年の経験を踏まえて指導を行う属人的なものであったことから、熟練技能のビジュアル化・数値化による教育訓練の標準化を目指した。また、マイスター制度構築に向けての検討を行い、より高齢者が働きやすい環境を整えることとした。芋けんぴの製造工程の中で最も熟練した技能を必要とし、かつ重要であると思われる「目視選別工程」を対象に、初心者からマイスターまでの各段階における必要技術等の「5W1H」を班長等の指導者から聴き取り調査し、高齢者の熟練技能の伝承を重要視した教育訓練・技能伝承システム構築法及び教育訓練マニュアルを作成し、教育訓練に必要な教材等は教育訓練手順マニュアルを作成した。さらに、「マイスター規程」を定め、各段階を経てマイスターに至るまでの教育訓練システムを構築したことで、より高度で安定した技術を身につけ、かつ一貫してモチベーションを保つことができる。その高度な技術により、高齢者となっても指導力を発揮しかつその技能を後輩に伝えることができる。そのことで高齢者の雇用も安定し、会社に対しても多くの貢献ができるものと思われる。
産業分類
04 食料品製造業
実施企業名(所在地)
澁谷食品株式会社(高知県)
研究実施年度
2009年(平成21年度)
従業員数(研究当時の人数)
136人
研究年報
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澁谷食品株式会社(PDF)
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