本文へ
現在位置:

改善事例 20090703

改善目的

職務再設計

改善テーマ

さつま芋カット機に係る作業の負担軽減策

改善内容

作業負担軽減

1 芋カット機の詰り防止手段の構築とメンテナンス作業の負担軽減
  さつま芋カット工程の作業者を対象としたヒヤリハットの調査並びに作業中
  に気掛かりな事項に関する調査によれば、「さつま芋の詰まり」が最重要課
  題であり、除去のために危険な作業が発生することが判明したため、カット
  機を詰まりにくく改良するとともに、除去作業のための刃の逆回転をアシス
  トするためのモーターを新設した。これにより、詰まりの回数が約80%減
  少するとともに、除去作業を小さな力でできるようになり、作業者の負担が
  大幅に軽減された。
2 芋カット機の清掃作業の負担軽減手段とクリンリネス向上対策
  芋カット作業終了後行う清掃作業において最も負担となるのが、さつま芋特
  有の成分ヤラピン(芋ヤニ)を金ヘラでこそぎながら除去する作業である。
  また、このこそぎ作業で機械部品をキズつけることがあった。このため、ヤ
  ラピンの性質を利用し、低圧蒸気発生装置を使用した自動連続蒸気噴霧洗浄
  装置を導入し、ヤラピンを柔らかくした直後にウエスでふき取る方法に変更
  したことで、強い力が不要となり作業負荷は大幅に軽減され、機械部品に傷
  がつくこともなくなった。

産業分類

04 食料品製造業

実施企業名(所在地)

澁谷食品株式会社(高知県)

研究実施年度

2009年(平成21年度)

従業員数(研究当時の人数)

136人

研究年報