職務再設計
加工ラインエンドへの一次検査導入(検査工程の2段階化)のための高齢者向けインライン検査作業支援装置の開発
高齢者活用支援機器の開発
納入先の検査基準引き上げ等により一人当たり1920個/日の最低検査必要量を求められ、これは実働8時間の場合、ワーク1個につき15秒で検査を行う必要があるが、高齢者の目視では15秒間で直径150mmワークから0.2mm欠点認識が限界であり、納入先での不良発生が契約上の問題に発展しかねない状況が生じていた。この対策として、加工ラインエンドにおける加工済みワークの通函詰め作業工程に一次検査工程を組み込み、25%の良品選別を行うことで検査工程を2段階化し、最終検査部門においては1ワーク約20秒の検査時間を確保することで、全体の検査精度の向上を図ることとした。これに伴い、加工ラインエンドに一次検査用の検査台を設置するとともに、検査台へのワーク入り通函(重量15kg程度)の昇降及びリフト運搬用パレットへの検査済ワーク入り通函の移動作業を高齢者が行うことができるよう、コンベアやホイストを利用した支援機器を「インライン検査作業支援装置」として開発導入した。
01 金属製品製造業
株式会社田井鐵工グループ(兵庫県)
2009年(平成21年度)
266人
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