改善事例 20091002
改善目的
職務再設計
改善テーマ
フレコンからの回収物取り出し作業の改善
改善内容
職務再設計(高齢者の職域拡大)
古紙等再生資源の回収・運搬にはフレコンを使用しているが、その重量は紙類の場合で約240kg、布類の場合でも約90kgとなり、人力で持ち上げることが不可能であるため、処理施設でフレコンから中身を取り出す時は、逆さまにしてフォークリフトの爪に引っ掛け、持ち上げることによって行ってきていた。この作業を行うためにはフォークリフト運転者資格が必要なため、他業種から中高年期に入社してきた高齢者の職域を狭める要因となっていたことから、フォークリフトに代わる作業方法を開発し、職域拡大を図ることとした。エアーバランサーは、重量物・腰痛対策に威力を発揮することが知られているので、これを主とした「フレコン反転装置」を天井走行型小型クレーンとして作業現場に設置することとし、設計開発を行った。これにより、フレコンから中身を取り出す作業を、フォークリフトが運転できない高齢者であっても従事可能な職域として確立することができた。
産業分類
09 卸売業、小売業
実施企業名(所在地)
北勢商事株式会社(三重県)
研究実施年度
2009年(平成21年度)
従業員数(研究実施当時の人数)
36人
研究年報
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北勢商事株式会社(PDF)
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