職務再設計
缶詰原料選別作業における作業負荷軽減
高齢者活用支援機器の開発
原材料精製検査部門は、缶詰原料(カニ身)の選別、一次脱水、異物検査、異物除去、二次脱水、通函収用の工程から成り、内容物のクレーム発生が最も多く、従業員アンケートの結果、専従高齢者の心身能力の退行と、高齢者を中心とした他部門からの応援体制の日常化による業務負担増が大きな問題点であることが分かり、選別作業における高齢者の作業負担軽減と応援体制の改善について取り組んだ。改善案として、コンベアによる加圧脱水機能の付いた支援機器を開発導入した結果、高齢者の心身負担を大幅に軽減することができた。また、脱水後の検査対象物の厚さを1/2、幅を2倍としたことで、通常の人員体制でも異物を効率的に発見・除去できるようになり、高齢者による日常的な応援者派遣が大幅に解消され、負荷のかからない熟練高齢者専従部門としての職務開発につながった。
04 食料品製造業
福井缶詰株式会社(福井県)
2011年(平成23年度)
64人
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