特集(メールマガジン第146号)
[障]9月は「障害者雇用支援月間」です!
JEEDでは、9月の「障害者雇用支援月間」において、事業主の方のみならず、広く国民のみなさまに対して障害者雇用の機運を醸成するとともに、障害のある方の職業的自立を支援するため、厚生労働省、都道府県等と協力して、さまざまな啓発活動を展開しています。近年、「人材確保」や「SDGs」への関心の高まりなどを背景として、障害者雇用に積極的に取り組む企業が増えています。障害のある社員のための職場改善に取り組む企業からは、以下のような声が寄せられています。
内部障害(※)のある社員が安心して働けるように 特性理解のための勉強会を実施した企業より
離職された方が、早期に再就職するために必要な技能・技術を基礎から応用まで習得できるよう、全国62か所のポリテクセンターにおいて、ものづくり分野の職業訓練(標準6か月)を行っています。
担当者の声
勉強会をきっかけにいままで理解が行き届いていなかったところを把握することができ、障害のある社員の目線で対応ができるようになったと感じています。障害のある社員と障害のない社員がお互いに理解を深めれば、作業も行いやすくなると思いますので、今後も勉強会を続けたいと考えています。
管理者の声
障害があってもなくても、できることは任せ、できないことはサポートするという方針に変わりはありません。みんなが安心して働ける職場づくりは、人という財産につながっていくので、それが企業文化となり得るように努力したいと思います。
JEEDホームページ「障害者の労働安全衛生対策」より作成(ホームページはhttps://www.jeed.go.jp/disability/data/handbook/ca_ls/q2k4vk000003kq12.html)
「障害者雇用支援月間」が、障害者の雇用を考える機会となれば幸いです。
今号では、同月間中に開催される「障害者雇用優良事業所等表彰式」についてご案内するとともに、「絵画コンテスト 働くすがた~今そして未来~」および「写真コンテスト 職場で輝く障害者~今その瞬間~」の審査結果などについてお伝えします。そのほか、みなさまにご活用いただける刊行物などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
障害者雇用優良事業所等表彰式
障害者の雇用の促進と職業の安定を図るため、障害者を積極的に多数雇用された事業所や、模範的職業人として長期にわたり勤続されている障害者に対し、その努力と功績を称え表彰を行うものです。 令和7年度の表彰式は、9月9日(火)に丸ビルホール(東京都千代田区)で開催されます。
https://www.jeed.go.jp/jeed/news/press.html
「絵画コンテスト 働くすがた~今そして未来~」 「写真コンテスト 職場で輝く障害者~今その瞬間~」 入賞作品決定
今年度も事業主の方々をはじめ、広く国民のみなさまに障害者雇用に関する理解と認識を深めていただくための啓発活動の一環として、障害のある方などから絵画および写真を広く募集する「絵画コンテスト 働くすがた~今そして未来~」、「写真コンテスト 職場で輝く障害者~今その瞬間~」を開催しました(作品募集期間:令和7年3月1日~6月16日)。厳正な審査の結果、選出した入賞作品のうち、厚生労働大臣賞を受賞した4作品が「障害者雇用支援月間ポスター」の原画として採用されました。作成したポスターは、障害者雇用支援月間中、全国のハローワークやJEEDの施設などに掲示されます。なお、入賞作品のうち厚生労働大臣賞および当機構理事長賞は、障害者雇用優良事業所等表彰式にて表彰されます。
絵画コンテスト
テーマ 「働くこと、または仕事に関係のある内容のもの」
応募件数 1,252点
写真コンテスト
テーマ 「障害のある方の仕事にスポットをあて、障害のある方が働いている姿を撮影したもの」
応募件数 428点
入賞作品
80点(厚生労働大臣賞4点、当機構理事長賞4点、同理事長奨励賞72点)
審査委員講評(抜粋)
全国の特別支援学級や特別支援学校の児童・生徒のみなさまをはじめ、多くの方々から心のこもった作品が寄せられました。そのなかから、募集テーマをふまえ、「あこがれているもの、そうなりたいという気持ちがあふれているもの、働くという職業観が表れているもの」などが感じられる作品80点を選出しました。
https://www.jeed.go.jp/disability/activity/contest/prize.html
<全国5都市で開催> 「絵画コンテスト 働くすがた~今そして未来~」 「写真コンテスト 職場で輝く障害者~今その瞬間~」 入賞作品展示会
絵画・写真コンテスト入賞作品80点の展示会を、全国5都市で開催します。働くことや仕事に関係のある内容をテーマに障害のある方が描いた絵画と障害のある方の仕事にスポットをあてた写真の数々。情熱のこもった力強いこれらの作品をじっくりとご覧いただき、障害者雇用によりいっそうの関心を寄せていただければ幸いです。
会場
全国5会場 <東京、大阪、札幌、愛知、福岡>
※東京会場では、過去2年間の入賞作品(160点)もあわせて展示します。
https://www.jeed.go.jp/disability/activity/contest/exhibition.html
障害者雇用職場改善好事例
事業所における障害者の雇用および職場定着を推進するため、雇用管理や職場環境の整備など、さまざまな改善や工夫を行った事例を隔年で募集し、応募事例のなかから、特に優秀な事例を障害者雇用優良事業所等表彰式において表彰します(昨年度は「加齢に伴う体力・能力等の変化や、就労継続に伴い生じる本人の意向と業務のミスマッチ等の諸課題について事業所が配慮・工夫し、障害者が安心して、やりがいをもって働けるように取り組んだ職場改善好事例」が募集テーマ)。また、ほかの事業所が職場改善を進めるうえでモデルとなる事例を、受賞には至らなかった好事例も含めて取り上げ、広く周知します。直近では、令和4年度障害者雇用職場改善好事例募集(テーマ:中小企業における社内の支援人材の効果的な活用により、障害者の職場定着の推進に取り組んだ職場改善好事例)にご応募いただいた企業の取組みを取りまとめ、「中小企業における障害者の職場定着推進のための職場改善ケースブック」として発行しています。また、こちらの事例はJEEDホームページにも掲載しています。
中小企業における障害者の職場定着推進のための職場改善ケースブックは以下JEEDホームページをご覧ください。https://www.jeed.go.jp/disability/data/handbook/ca_ls/ledngs0000006rmo.html
過去の「職場改善好事例集」はこちら
https://www.jeed.go.jp/disability/data/handbook/ca_ls/ca_ls.html
お問合せ先
障害者雇用開発推進部 雇用開発課(TEL:043-297-9515)