最新の障害者雇用支援月間における絵画・写真コンテストの入賞作品をご覧いただけます。次回はあなたもチャレンジしてみませんか。
鈴木 健二朗 (静岡県)
静岡県立浜松聴覚特別支援学校 6年
おいしいピザを焼くことで、自分も周りの人も幸せにしながら楽しくはたらく感じが、ピザ職人の笑顔から伝わってきます。また、明るい黄色とオレンジ色の組み合わせが、ピザ、窯の炎、背景と職人の帽子と、繰り返し取り入れられ、補色に近い職人の服や窓の水色と出会うことで、画面全体が楽しいイメージの色の構成となっています。アツアツでおいしそうな白い水蒸気のモコモコも楽しいです。ポスターとして掲示される時、その場の空気も楽しくしてくれそうな作品です。
長瀬 葵 (長野県)
長野県長野ろう学校 3年
治療台に向かって医師と看護師が描かれています。歯医者さんでしょうか、診察室は緊張した空気に包まれその様子がよく表現されています。真剣に働く医師と看護師、二人の視線が治療箇所に集まるように描いた作者の意図が生き生きとした作品にしています。
佐々木 亮介 (東京都)
第一生命チャレンジド株式会社
お客さんに喜ばれよう、ラテをよりよい状態で提供しようと取り組んでいる様子を描いています。手元を見る真剣な眼差しが、仕事への意欲を感じさせます。同僚たちも見守っています。顔や手などの色遣いは丁寧で肌のぬくもりが伝わってきます。制服の縞模様やひだの陰影も見事に表現されています。多彩な色遣いの素晴らしい作品です。
清水 武志 (千葉県)
株式会社舞浜コーポレーション
何処かの農園での日々の、何気ない剪定作業。花の名称や農園の企業を調べてみました。東京・千葉に位置する子供たちに夢を与えてくれる楽園の農園であることが分かりました。南米が原産のペチュニア(朝顔の一種)が交配されて鮮やかさを増したようです。働く人と花の組み合わせが心温まる秀作です。
大元 崇巨 (福岡県)
福岡県立小倉聴覚特別支援学校 4年
鹿児島本線の赤い列車でしょうか。大好きな列車を画面いっぱいに配置しています。画面の真ん中には、大きく、ゆったりとした雰囲気の笑顔の運転手さんを、同じくゆったりとした丁寧な線で描いています。かっこいい813系(?)も、運転する運転手さんも、作者にとって大切な憧れの存在であることがよく伝わってくる作品です。また、赤色×白×青・水色×黄色×紫の明るい色の組み合わせを、主役の運転手さんの制服の黒色で引き締めていて、色彩の構成が美しいです。
香月 彩奈 (福岡県)
福岡県立小倉聴覚特別支援学校 1年
真っ白いケーキを一心に作るパティシエは、香月さんの目指す将来の姿なのかもしれません。周囲のチョコレートのような色合いと白い服や帽子、ケーキなどのコントラストが効果的で、清潔感の漂うさわやかな絵になっています。
田澤 拓夢 (山形県)
しいたけを菌床から丁寧にハサミを使って、収穫している様子が生き生きと表現されています。丁寧に栽培した成果が、立派に育ったしいたけに見られます。しいたけを見る目やハサミで切り取っている手の動きに収穫の喜びを感じさせるような描画力です。褐色の菌床、顔の肌色や灰色の服などバランスよく彩色された作品です。
佐藤 良 (愛知県)
株式会社中西
リサイクル現場で働く姿、キラキラとペットボトルたちがこんなにたくさん後ろで輝いています。 私たちにまた未来に何かを訴えかけているようで重みを感じる作品です。資源リサイクル活動をもっと頑張らなければと見る側に訴えかけて来るようです。
(注) 審査委員の講評を掲載しております。