改善事例 20070203
改善目的
職務再設計
改善テーマ
高齢者技能活用のための職場環境の創出
改善内容
作業負担軽減
高齢者技能活用のための職場環境創出のため、次のような支援機器を開発・導入した。
1.生産ライン用ワーク受給支援装置
- 在庫管理機能を組み込み、責任者だけでなく部下も入力できるようになり、高齢者の専従職場化を解消することができた。
- 加工用の在庫部品の入庫・出庫作業において、保管棚の高さを抑え、高所部には軽部品を収納することで、高齢者が一人で行える業務となった。
- 操作盤上で部品の入・出庫管理ができるようになり、現物確認をする必要がなくなった。
- 受け入れ、出庫を一箇所で行えるようにした。
2.ワーク修正用加工支援装置
組立途中での仕様変更に対応できるよう加工支援装置を開発した。その結果、これまでは変更部分の部品やユニットを取り外し別の場所で修正作業をしていたが、導入後は作業場付近で高さや向きを変えることなく立ち作業が出来るようになった。その結果移動時間が解消され、不安定な姿勢での立ち作業がほとんどなくなり、身体的負担の訴えは少なくなった。
3.ライン内ワーク移動供給支援装置
これまでの組立ラインは、負担を改善するため機械のロット台数に合わせて3から4列で組立を行っていた。ラインの変更は20から30kgの部品を十数台、リフトや台車を用いて搬出・搬入を行っており高齢者にとって身体的負担となっていた。このため生産現場の上部空間からこれらの部品を搬入・搬出できる支援装置を開発した。高齢者でも無理なく作業が行えるようになったほか、生産現場のスペースに新たに生産ラインを作ることができた。
産業分類
07 その他の製造業
実施企業名(所在地)
コバヤシ食品機工株式会社(福井県)
研究実施年度
2007年(平成19年度)
従業員数
69人
研究年報
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コバヤシ食品機工株式会社
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