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改善事例 20100504

改善目的

職務再設計

改善テーマ

収集物選別作業における作業負担軽減

改善内容

高齢者活用支援機器の開発

1.収集物選別作業支援機器
  外部から持ち込まれた廃棄物は、屋外にて処理目的別に手作業で一次分別さ
  れる。この一次選別作業は、廃棄物に雑多なゲル状物質が付着している等、
  3K作業であり、高齢者にとっては困難を極めるものであった。これを改善
  するために、既設コンベアを改造し、振動式の篩(ふるい)を付加した支援
  機器を工場屋内に設置した。これにより、コンベア上に大・小廃棄物が混合
  供給され、天候の影響を受けずに立姿勢での選別が可能となり、身体への負
  担が大幅に軽減された。
2.収集物解体作業支援機器
  一次選別された廃棄物は解砕機で50mmアンダーに破砕されるが、原料であ
  る廃棄物が種々雑多であるため、投入の際シュート部に詰まりが生じること
  が多く、機械のトラブルや故障が頻発していた。これを改善するために、投
  入口シュート部に仕分け装置を設けるなどの改造を施した。これにより、そ
  れまで高齢者の熟練技能に頼ってきた作業負担の大幅な改善につながり、ま
  た機械の故障回数が減ったことで、重筋作業である修理作業の回数も減少し
  た。

産業分類

12 その他

実施企業名(所在地)

株式会社武生環境保全(福井県)

研究実施年度

2010年(平成22年度)

従業員数(研究当時の人数)

60人

研究年報