職務再設計
給水ポンプ部品製造ラインにおける作業負荷軽減と高齢者の雇用創出
高齢者活用支援機器の開発
給水ポンプ部品製造ラインは、ベース(加工対象物)の位置決めや曲げ加工時の寸法確認について経験と技術が要求される作業であるが、1枚の重量が10~30kgあるベースを手でベンダー機まで移動させ、曲げ工程の際に何度も水平・垂直回転させなければならないため、腕や肩、腰への負担が非常に大きく、50歳位までしか行うことができない作業内容であった。また、加工前後のベースを置く荷台が固定式の板であるため、ベースを持ち上げる際、地面からの高さに応じて腰に負荷がかかる状況であった。これらの問題を解決するために、改善案として、身体的負荷を軽減でき位置決めや寸法確認が容易にできるベンダー機や、ベースの落下を防ぐ電磁石装置を組み合わせた支援機器、及び昇降可能な荷台を開発導入した。その結果、腕、肩、腰への負担が大幅に軽減され、また曲げ角度等を画面で設定できるようになったため、高齢者でも配置できるラインに改善することができた。
01 金属製品製造業
川畑工業株式会社(愛知県)
2011年(平成23年度)
51人
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