職務再設計
病院内の汚物収集作業負荷軽減
高齢者活用支援機器の開発
おむつ交換やシーツ交換で各病室へ行く際は、その作業に必要なものを積み込むことができ、また交換済みのシーツやおむつを乗せることができる一定の高さの枠が取り付けられたカートで、各病室を巡回している。その際、汚物等が一杯になる度に、各階の汚物処理室へ運び、その後、1階の汚物コーナー(廃棄所)に運ぶ作業がある。汚物をカートから取り出す際の前かがみ姿勢、汚れたおむつ等を一度に持ち運びする際の身体的負荷、汚物入れを運搬する際の身体的負荷など、病院内でもかなりの作業負荷が生じる作業となっていた。そこで、汚物を入れるため掃除がしやすいこと、汚物は水分も含むためかなりの重量であるので、出し入れの際には横から取り出せる構造(観音開き)にすること等、作業負荷が軽減できるように改善を行った。その結果、汚物を出し入れする際には前傾姿勢を取ることなく、立ち姿勢に近い状態で持ち運びできるようになり、腰の負荷が軽減された。
10 医療、福祉
(医)河北会河北病院(大阪府)
2012年(平成24年度)
161人
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